手作りの良さは、サイズや素材を自由に選べること
例えば、使いやすい大きさにしたり、ぴったりサイズに合わせたり
同じ素材や色で、統一感を出すこともできます
手作りインテリア
インテリア小物は、最も手軽にできる手作り
趣味としても楽しめます
【手作りキャンドル】
手作りキャンドルは、手軽に試せてアレンジも楽しめる趣味。昔は家庭で作られていたものなので、難しくはありません。パラフィン・ワックスを使ったキャンドル作りは簡単です。ワックスを温めて溶かし、型に入れて冷やし固めるだけ。色を着けたり、模様を付けたり、様々なアレンジ法があります。
【手作り石鹸】
ローマの伝説に、石鹸が発見されたサポー山の物語があります。サポーは「石鹸」を意味するラテン語で、それが石鹸成分「サポニン」の語源です。山の上の祭壇に生贄が捧げられ、燃やされた後、大雨が降りました。すると川下で洗濯をしていた人たちが、汚れ落ちが良くなることに気が付きます。
【手作り製本】
美しい装丁の本は、インテリアのアイテム。お気に入りの本、自作のアルバムや旅行記など、綺麗に装丁すると素敵です。ハードカバーの本は、丈夫で壊れにくく、保存性に優れています。詩集、画集、写真集など、何度も開いて眺める本には最適。
【手作りフレグランス】
バラを切り花で愉しんだ後は、香りを保存すると長く楽しめます。香りを保存する方法には「ポプリ」「アンフルラージュ」「蒸留」などがあります。バラの香りに包まれながらの作業そのものが楽しい時間。
ミントは、どんどん摘み取って活用したいハーブ。丈夫で成長が早く、地下茎を伸ばしてどんどん増えるからです。バラの足元に植えたりすると、ミントが繁りすぎてバラが負けそうになるほど。ミントは混植せず、一種類ずつ鉢植えにした方が良いハーブです。
【手作りカゴ】
カゴ編み材料は身近なところに沢山あります。どんな植物でも、細長い「ひも」にすれば編めるからです。例えば短い「草」や「藁」は束ねて継ぎ足しながら糸を巻き付けると長くできます。ですから旺盛に伸びて繁殖する庭の雑草だってカゴ編み材料です。
【手作りほうき】
かつては農家で栽培され、手づくりされていた箒。天然繊維で作られた箒は柔らかく、ホコリが立ちにくいのがメリットです。掃きやすく、長持ちします。掃除機の普及で減ったとはいえ、箒の良さも見直されています。
【手作り家具】
表面に出来てしまった傷も、サンドペーパーをかけて塗装し直せるのが木製家具の良さです。無垢材のダイニングテーブルに直接グラスを置いて付いた水滴の輪しみ跡や、熱い鍋を置いて変色した場合でも修復できます。
手づくりガーデン
庭造りも自分で手掛けることができる部分がたくさん
扱いやすい「レンガ」や「木材」はナチュラルガーデンにピッタリの素材です
自然を生かした庭づくりは、あまり手がかからず、薬剤などを使わずに済みます
【ガーデンDIY】
庭や菜園を作る前には、まず「整地」をする必要があります。そのままの地面では、表面が凸凹していたり、傾いていたりするからです。ですから、まずは地中に埋まっている石やゴミを取り除き、表面の土を平らにならします。ウッドデッキ、椅子、テーブルなどを置く場所なら「水平」にすることも大事です。
枯草や落ち葉を堆肥にするように、通路やフェンスもリサイクルできる素材で作りたい。庭づくりは一度で完成するものではなく、少しずつ形を変えていくものだからです。年齢や家族構成の変化に応じて庭での過ごし方も変わります。自分の好みだって変化します。
雑草を抑えるなら「敷石」「レンガ」「砂利」を敷くのが簡単。それぞれメリット、デメリットがあります。敷いた後のメンテナンスまで考慮して場所を選ぶのがコツです。コンクリートやモルタルを使わなければ、素人でも施工できます。例えば「砂」でレンガを固定する方法です。
芝生は世界中に生えているイネ科の植物で、原産地ごとに種類があります。亜熱帯気候に適しているのが「日本芝」で、冷涼な気候に適しているのが「西洋芝」。西洋芝は、欧米大陸に自生している植物で、「冬芝」とも呼ばれます。
レイズベッドとは高さのある花壇のこと。かがまずに作業できるので、植物の手入れが楽になります。「日当たり」も「水はけ」も良くなるため、植物にとっても良い環境です。野生動物やペットが花壇に入り込むのも防げます。
冬は木を切るのに適した季節。地面の雑草も、木の葉も少なく、作業がしやすいからです。樹液が少なく、木が乾燥していることで、切りやすくもなっています。伐採は重労働なので、汗だくにならずに済みますし、虫刺されの心配もありません。地面に雪が積もっていれば、丸太を滑らせて運ぶことも可能です。
手早く、簡単に堆肥を作れるのが、木枠を使ったコンポスター。廃材でも作れ、材料の上下を入れ替える「切り返し」作業も楽にできます。刈り取った草や、木の枝を捨ててしまうのは大変もったいない。邪魔にならない場所に集めておくだけで、土壌改良に使える堆肥になります。
【鉢植えガーデン】
鉢植えに必要な手入れは「水やり」「肥料」「植え替え」の3つ。ところが初心者は、やりすぎたり、足りなすぎたりして、枯らしてしまいがち。やりすぎるよりは、ちょっと足りないくらいのほうが失敗が少なくて済みます。足りないものは加えられるけれど、やりすぎを取り除くのは難しいからです。
鉢植えで育てやすいのが、あまり大きくならない草花です。一年草、多年草、球根などがあります。ベランダガーデンを華やかに彩るのが色とりどりの草花たち。開花期の異なる草花を取り揃えると季節ごとに異なる表情が楽しめます。
市販の苗は、ある程度の大きさまで育ててあるので、楽に管理できます。手のかかる発芽までの管理や間引き作業などが終わっているからです。とはいえ、まだ若い苗は、しっかり根付くまでの手入れが欠かせません。鉢に植え付ける時には細心の注意が必要です。
バラの手入れでは「剪定」が欠かせません。枝を切ると新芽を伸ばし、どんどん花を咲かせるからです。鉢植えの場合は「水やり」「施肥」「植え替え」も行う必要があります。
【ベランダガーデン】
マンションのベランダでは、ガーデニングを楽しむにも近隣への配慮が大切です。集合住宅ではベランダが非常時の避難経路になります。いざという時に非難できないほど鉢植えが置いてあっては危険です。高層階のベランダでは、小さな物でも落下すると怪我の原因となります。
【ローズガーデン】
バラは「枝の伸び方」によって「種類」と「植え場所」を決めるのがポイント。枝の伸び方によって「花の付き方」や「株の大きさ」が異なるからです。例えば蔓バラは花が咲かない枝が出て伸び続け、翌年この枝に花が咲きます。ですから花のない枝も切らずに、誘引しておくだけのスペースが必要です。
コンパニオンプランツで、バラの無農薬栽培も可能になります。相性の良い植物を混植すると、バラの病害虫が減るからです。野菜や雑草にも、コンパニオンとなるものがあります。例えば、バラ科と相性が良いのは「セリ科」と「キク科」。
バラを庭のメインにするなら、よく見える場所に、たくさん咲いてほしい。そのため「切る位置」によって「花が咲く場所」をコントロールするのが剪定の目的です。バラは思い切って「枝を短く切り戻す」ことが花を咲かせるポイントです。
大切に育てたバラなら、家を引っ越す時にも持っていきたいはず。庭のバラを別の場所へ植え替えたい場合もあります。バラを移植する時の注意点とコツは「時期」と「事前の準備」です。しっかり根を張っているバラを引き抜くのは勇気がいります。けれど時期や掘り上げ方に注意すれば、移植は難しくありません。
牛糞堆肥は「バラの寒肥」に適しています。それは牛糞堆肥に含まれる「アンモニア」はバラが好んで吸収する成分だからです。バラが休眠している冬に土を掘って混ぜておくと、ゆっくり長く効果が続きます。牛糞堆肥には繊維質も豊富なので、土を柔らかくする効果もあります。
【ハーブガーデン】
ラベンダーは、たくさん植えて大きく育てると見栄えします。鉢植えで育てる場合なら、鉢から溢れるほどに大きくしたほうが綺麗です。小さめの鉢に植えておくほうが形よく育ちます。鉢が大きすぎると土がジメジメしがちです。水はけの良い土で、乾燥気味に管理すると生育が良くなります。
ラベンダーは目的に応じて品種を選べるハーブ。原産地や品種改良によって、多くの種類があります。主に、観賞用に適した美しい品種、香りが良い品種、暑さに強い品種の3種類です。ラベンダーは、高温多湿の日本では育てにくいと言われてきました。ですが最近は暑さに強い品種も改良され、身近になりました。
【ナチュラルガーデン】
おしゃれな庭づくりに必要なのが最初のガーデニングプラン。「調和」がとれていて「手入れ」が行き届いていることは最低条件だからです。例えば、無計画に好きな花を植えるだけでは、うまく調和がとれません。苗を植えた時は綺麗でも、他の植物が負けてしまうほど大きくなることもあります。
家庭菜園や庭では薬品をあまり使いたくありません。安心して食べられる野菜を作りたい。子供やペットにも安全な場所にしておきたいからです。健康な植物には病害虫が増えません。薬剤を使いすぎると土中の微生物や益虫まで殺してしまいます。
庭や菜園に植えた植物によって、害虫を防ぐことができます。虫によって、植物の好き嫌いがあるからです。例えば、ハーブの強い香りを嫌う虫は多くいます。逆に虫が好む植物を「おとり」として植え、他の植物を守る方法もあります。
庭や家庭菜園を無農薬で栽培するなら、天敵を利用すると楽。「小鳥」たちは、セッセと虫を食べてくれます。「肉食昆虫」や「爬虫類」も虫を食べ、植物を食害しません。そのため庭に害虫の天敵を集める工夫が必要です。例えば、庭にバードフィーダーを置くと小鳥が集まってきます。
食べたフルーツの種をまいてみるのも楽しいものです。実はつかないかもしれませんが、観葉植物としては楽しめます。ただし樹木や多年草は発芽にも、成長にも、とても時間がかかります。慣れないうちは、丈夫な一年草から始めると失敗しません。種から育てる場合、発芽させるまでと、発芽した後の管理が重要です。
自家採種とは、育った植物から種を採っておくことです。育った場所の気候や土質に適応しているため丈夫に育ちます。野菜は若い葉や実を収穫したものですが、育て続けると花が咲いて種が採れます。近くに別の品種を育てていると交雑してしまうことがあることには注意が必要です。
土壌改良に適しているのは「秋」。植物が成長し始める春までに微生物が増え、自然と土質を変えていくからです。宿根草も休眠中なので土を掘り返しても大きなダメージをあたえません。土壌改良には時間がかかるので、植物の生育時期に間に合う「時期」に始める必要があります。
堆肥とは、有機物を腐敗させずに「発酵」させたもの。微生物が有機物を分解すると、腐敗や発酵が起こります。発酵と腐敗の違いは、人にとって有益か有害かという点です。堆肥を作る時は、有機物を十分に「発酵」させることが大事です。
堆肥とは「堆積」してできる自然な「肥料」のこと。腐葉土とは「腐った」「葉」が「土」に変わったもの。「堆肥」には養分が残っていますが、「腐葉土」には養分がほとんど残っていません。どちらも「有機物」が「微生物」によって分解されたものです。
堆肥は土中に棲む「微生物のエサ」となるもので、植物の肥料ではありません。植物は堆肥そのものを直接、吸収できないからです。有機物が微生物によって分解されることで、植物が吸収できる「養分」に変わります。堆肥に使われる有機物は、種類によって含まれる成分が異なり、使う目的も異なります。
有機肥料とは、原料に「生物由来の有機物」を使った肥料のこと。化学肥料は、原料に「鉱物などの無機物」を使い、化学的に製造した肥料です。それぞれメリットとデメリットがあります。使い方を間違えると逆効果になりかねないのが肥料です。特に肥料の与えすぎは、植物を枯らすこともあります。
肥料は植物の「生育過程」に応じて、適切な「成分」を適切な「時期」に与える必要があります。植物の「根」「葉」「花」「実」それぞれに必要な養分が異なるからです。肥料は、成分の構成比を知ったうえで、適切な時期に与えなければ効果がありません。
土のミネラル分が、ペーハーに関係しています。ミネラルが多いほど「アルカリ」度が高く、少ないと「酸性」度が高くなるからです。雨の少ない地域はミネラルが残るため、アルカリ性の土になります。日本は雨が多いため、ミネラル分が流れ落ちて酸性土になりがちです。
【エディブルガーデン】
庭に植える果樹は「気候」に適した種類を選ぶことが大事です。土質などは変えられますが、「気温」や「湿度」は変えられません。北国で南国果樹を育てるのは無理。チェックポイントは「環境」「耐寒温度」「樹高」「受粉の仕方」「苗木の種類」の5つです。
寒さに強く、北国でも育てやすいのが落葉果樹。落葉果樹は、開花期、紅葉、果実、と年間を通して楽しめます。庭の環境づくりにも役立つのが落葉果樹です。夏は葉を茂らせて「日陰」を作り、冬は葉を落として「日差し」を取り入れます。
ポタジェとは、イギリス式キッチンガーデンを庭園内に造った観賞用の菜園。フランス語の「jardan potager」は家庭菜園という意味です。野菜とハーブだけでなく、花や果樹も組み合わせた美しい庭。例えばバラの足元にパセリを植えたり、ユリとミニトマトを混植したり。
庭や菜園を作る時には、有毒植物についても知っておくと安心。子供やペットが口にすると危険ですし、自分が間違って食べる可能性もあります。公園や野山など、意外と近くにも有毒植物は生えています。野菜やハーブであっても、部位によっては食べられません。
【ツリーガーデン】
方角によって庭木の種類を決めると、家の冷暖房効率も上がります。夏の「日差し」を和らげたり、冬の「北風」を防ぐことができるからです。例えば背の高い常緑樹を庭の北側に植えると「防風林」の働きをします。樹木の種類と性質に応じて植え場所を決めるのがポイントです。
【雑草ガーデン】
庭に生えてくる雑草の中には、捨ててしまうのが惜しいものがあります。野菜やハーブのように活用できる草があるからです。市販されているハーブも、原産地では雑草と同じく自然に生えています。その土地の気候や土質に適応している雑草は、育てるにも手間いらず。
庭に生えている雑草は、土の性質を判断する指標にできます。なぜなら自然界では「土質に合った」雑草しか生えられないからです。土の中には無数の種が落ちていて、環境に合ったものだけが芽を出します。雑草で土質を判断し、現状に合った植物を植えれば、あまり手がかかりません。
花が綺麗な雑草は、抜かずに庭に活かすと手間がかかりません。自然と生えてくる草なら、その場所の土質や気候に適応しています。バラなど園芸品種の花と組み合わせても綺麗です。雑草の小さな花が、周囲の花を引き立ててくれます。
背の低い雑草は、抜かずに残すとグランドカバーとして活かせます。背が高くなる草だけ抜いていけばいいので簡単。地面を草が覆っていれば、他の雑草は生えなくなっていきます。雑草は、その場所に適応しているので手間いらず。
グランドカバープランツとは、背が低く地面を覆うように増える植物のこと。びっしり地面に生えていれば雑草は生えてこなくなります。何かしら植物が生えていることで、地表の乾燥を防ぐ働きもします。例えば芝生もグランドカバープランツのひとつです。
【ウォーターガーデン】
睡蓮と蓮は、どちらも水の中で育つ水生植物で似ていますが全く別の植物です。植物学上の分類で、睡蓮は「スイレン科」、蓮は「ハス科」と別の科に属します。蓮には食用と観賞用があり、レンコンとして食べているのが食用蓮の根です。睡蓮の根は、レンコンのように大きくなりません。
ビオトープ(Biotope)とは小さな生態系のことで、ドイツで生まれた概念。語源はギリシャ語の「命(bio)」と「場所(topos)」です。2語を組み合わせた言葉で「生態系の最小単位を表す空間」を表します。睡蓮とメダカで作る小さなビオトープはインテリアにもピッタリです。
メダカは室内でも育てられますが、屋外のほうが丈夫になります。紫外線が当たることで病気にかかりにくくなるからです。太陽光が当たると自然と微生物が発生してメダカの餌になります。ただし屋外には猫やカラスなどメダカを狙う天敵もいることには注意が必要です。
メダカは丈夫ですが、病気にかからないよう予防することが大切です。体が小さいため、なかなか病気を発見できません。目で見て分かるほど症状が現れた時には手遅れです。メダカは肉食なので、水槽に入れすぎると共食いすることがあります。
DIYリノベーション
理想的なインテリアを目指して、DIYリノベーション
素人でもできること、資格がないとできないこと、知識や技術が必要なことがあります
最初から全て自分でできなくても、できることから少しずつ
素人がDIYで住宅リノベーションをする場合、できるのは内装の部分。家の柱や壁を撤去したり、屋根や外壁を補修するには専門の道具や知識が必要です。電気・ガスの工事は、有資格者でなければ行えないという法律もあります。セルフリノベーションなら安上がりと考えるのは間違いです。