アロマキャンドルは、香りを楽しむのに、とても適した方法です
なぜなら材料のパラフィンが溶け出す「70℃」は、最も香り成分が立ち上がりやすい温度だからです
アロマキャンドルの作り方で注意することは、香り成分が揮発しやすい点です
香りは時間が経つにつれて弱まるので、アロマキャンドルはあまり長くしません
高温でも香りが飛んでしまうので、アロマオイルを加えるタイミングも大切です
【キャンドル作り】基本的な手順と必要な材料は、別の記事で解説しています
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アロマキャンドルの材料
アロマオイルなどを加えてキャンドルを作る時には、柔らかいパラフィンを使います
なぜなら香料とパラフィンが混ざりやすいからです
例えば、ハードタイプのソイワックスは油分が少ないため、パラフィンを混ぜて使います
パラフィンワックスは匂いを吸収しやすいため、アロマキャンドル作りには最適です
とはいえ嫌な臭いも吸着してしまうので、保管中は密閉しておきます
【キャンドルの香り付け】
キャンドルに香りを付けるには、精油100%のアロマオイルを使います
「ワックス1カップ:アロマオイル4~5滴」が基本的な割合です
あるいは新鮮なハーブを使って香りをつけることもできます
エッセンシャルオイルより香りは弱いので、ほんのり香る感じです
ティーバッグ用の袋にハーブを入れて、パラフィンを湯煎で溶かすときに30分ほど浸します
【アロマキャンドルの色付け】
アロマキャンドルの場合は「淡い色」が適しています
なぜなら、色素という不純物が増えると香りが変化しやすいからです
そのため濃い色を付けるなら、表面に塗るだけにします
アロマキャンドル向きなのは「染料」です
染料はワックスに溶けるので、芯が目詰まりしにくく、透明感のある仕上がりになります
顔料は発色が良く、色が長持ちすることがメリットです
ところが顔料はワックスに溶けないため、色を濃くすると芯が目詰まりしやすくなります
そして芯の目詰まりが起こると不完全燃焼し、嫌な臭いが発生してしまいます
クレヨンも芯が目詰まりしやすいので、キャンドルの色付けには適しません
アロマキャンドル作りの手順
まず用意するのは、あまり背の高くない小さめの型です
これは香り成分が揮発してしまわないうちに使いきるためです
耐熱ガラスや陶器に入れるほうが、香りは保持できます
次に座金を付けた芯を、割りばしに挟んで型に入れておきます
座金付きのコーティング芯なら、そのまま使えます
あらかじめ芯にアロマオイルを付けておくと、より香りやすくなります
型を用意したら、パラフィンを湯煎で溶かします
パラフィンは燃えやすいので、決して直火にかけないことが大事です
万が一、引火した場合は、ふたをして火を消します
水をかけると、よけいに火が燃え広がって危険です
パラフィンが溶けたら、用意した型に注ぎ入れます
湯煎にかける時に、ホーローのビーカーを使うと楽に注げます
あるいは牛乳パックに移してから注いでもOKです
そしてパラフィンが固まらないうちにエッセンシャルオイルを入れ、そっと混ぜます
そのまま冷ましてパラフィンが固まったら完成です
【アロマキャンドル作りのコツ】
精油100%のアロマオイルを使ったキャンドル作りのポイントは3つあります
- 「低い温度」で精油を混ぜる
- 「静かに」混ぜる
- 「ゆっくり」冷まして固める
低い温度で精油を混ぜるのは、高温では香り成分が揮発してしまうからです
そのためパラフィンを型に入れたら少し冷めるまで待ちます
そしてパラフィンが固まりかける寸前にアロマオイルを加えるのがコツです
オイルを加えたら、そっと割り箸などで静かに混ぜます
これはワックスに香り成分が均一に混ざり、空気が入らないようにするためです
そして精油は急激な温度変化に弱いので、ゆっくり固まるのを待ちます
キャンドル向きの香り
普通のキャンドルにアロマオイルを垂らすだけでも香りを楽しむことはできます
リラックスするならフローラル系の「ラベンダー」やウッド系の「シダー」など
気分を明るくするなら「柑橘系」「ミント」「ローズ」などが使われます
あるいは蚊よけ効果のある「シトロネラ」を使うと、夏の屋外で使うのに最適です
基本的なキャンドルの作り方と道具、注意点などは、こちらの記事でも解説しています
手作りキャンドルは、手軽に試せてアレンジも楽しめる趣味。昔は家庭で作られていたものなので、難しくはありません。パラフィン・ワックスを使ったキャンドル作りは簡単です。ワックスを温めて溶かし、型に入れて冷やし固めるだけ。色を着けたり、模様を付けたり、様々なアレンジ法があります。
キャンドル作りに使えるワックスにも色々な種類があります
キャンドル作りの原料は「石油」「動物性油」「植物性油」と数種類あります。石油から作られるワックスが最も安価で、取り扱いも簡単です。動物性油を使ったワックスが「蜜蝋」。植物油を使ったワックスが「ソイワックス」。蜜蝋やソイワックスは高価ですが、香りが良く、ススが出にくいのがメリットです。
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