ラベンダーは、利用法や植え場所に応じて種類を選べるハーブです
なぜなら原産地や品種改良によって、多くの品種があるからです
例えば、花が美しい品種は観賞用に、香りが良い品種はクラフト材料に使えます
地植えに向いているのが、夏に強い品種や寒さに強い品種です
鉢植えなら、コンパクトに育つラベンダーが向いています
香りが良いラベンダー

最も香りが良いのがイングリッシュラベンダーの系統で、良質な精油成分を含みます
花が小さく、色が濃いのが特徴です
様々な名前で表記されています
- コモン・ラベンダー
- オールド・イングリッシュ・ラベンダー
- トゥルー・ラベンダー
- 真正ラベンダー
- スパイカ節
- ラヴァンドラ
北海道のラベンダー畑が有名になったほど、寒さには強いハーブです
そのため高温多湿は苦手で、関東より南では育てにくいと言われていました
とはいえ最近は品種改良され、暑さにも強いイングリッシュラベンダーが市販されています

耐寒性が強いので、北国でも育てられます

花が美しいラベンダー

花が美しく、観賞用に適しているのがフレンチラベンダーです
ウサギの耳みたいな花が可愛いく、コンパクトにまとまります
しかも開花時期が長いというメリットもあります
ストエカス系統のラベンダーで、「ストエカス節」「デンタータ節」とも呼ばれます
イングリッシュラベンダーと比べると、香りは少ない品種です
暑さに強いので、関東より南の地域でも育てやすいラベンダーとして知られています
関西より南の地域なら、屋外で冬越しできます
やや寒さに弱いので、寒冷地では鉢植えにして冬は室内に入れたほうが安全です

暑さに強いラベンダー

ラバンジンは暖かい地方に向くラベンダーです
南仏プロバンス地方で栽培されている系統で、関東地方より南でも育てられます
精油成分を含み香料にも利用されますがイングリッシュラベンダーとは香りが違います。
丈夫で多くの花が咲きますが、種ができにくいので挿し木で増やします

ラベンダーの育て方

どの品種のラベンダーでも「通気性」よくすることが上手く育てるポイントです
そして十分な「日当たり」が必要で、日当たりが悪いと花つきが悪くなります
暑さや寒さに強い品種でも、ジメジメした過湿には弱い点に注意が必要です
土がジメジメしたり、養分が多すぎると傷んでしまいます
例えば、鉢が大きすぎると、土がジメジメしやすくなります
水はけの良い土に植えて、水や肥料は少なめにするのがポイントです
肥料は、植え付けや植え替えの時に元肥として土に混ぜておく程度で十分です
とはいえ鉢植えの場合は、花が咲き始めたら「薄い」液体肥料を与えると形よく育ちます
【ラベンダーの剪定】
定期的に剪定しておくと風通しが良くなります
地上部分を10cmくらい残して、花と茎を切っておくと形よく育ちます
葉が付いている茎の2~3節を残して切るのがコツです
ラベンダーの剪定に適した時期は年3回あります
真夏に剪定すると弱るので、剪定は涼しい季節が適しています
- 春先の「3月ころ」
- 開花中の「6月ころ」
- 暑さがおさまった「9月ころ」
6月の剪定で、満開になる前に花を切ると生育が良くなります
暑くなる前に、混みあった枝を整理して蒸れを防ぐのが目的です
錆びにくく、切れ味の良い剪定ばさみが必要です

剪定した枝は、ドライフラワーやポプリにしたり、挿し木として使えます
ポプリにする場合は、最も香りが良い「晴れが続いた時期」の「午前中」に切るのがポイントです
【ラベンダーの挿し木】
ラベンダーは、挿し木をして苗を作っておくと安心です
なぜなら大きくなったラベンダーは、環境の変化などで急に枯れてしまうことがあるからです
挿し木の適期は春と秋なので、ちょうど剪定した枝が使えます
- まず7~8cm長さに切った枝の、下の方の葉を取り除く
- 水に1時間くらい挿してから培養土に植える
- 直射日光が当たらない場所に1週間くらい置いてから明るい場所で育てる
新しい枝葉が出始めたら順調に育っています
それまでは土が乾かないよう注意が必要です
【ラベンダーの種まき】
ラベンダーの種まき時期は3~4月ころ
発芽するまでには、低温の期間があることも大事です
水はけの良い、ラベンダー専用土や野菜用の培養土が適しています
配合する場合なら「赤玉土5:腐葉土3:川砂2」くらいです
土を山型に盛り上げておくと、水はけが良くなります
芽が出るまでは土が乾かないよう、でもジメジメしないよう管理します
【ラベンダーの植え替え】
鉢植えのラベンダーは、定期的な植え替えが必要です
なぜなら根づまりすると生育が悪くなるからです
ラベンダーの植え替え・植え付けは春が秋に行います
春に植え替えすると、開花時期までに根が張って丈夫に育ちます
鉢が大きすぎると土がジメジメするので、一回り大きな鉢に植え替えます

ラベンダーの鉢植えは、小さめの鉢に植えておくほうが形よく育ちます。なぜなら、鉢が大きすぎると土がジメジメしがちだからです。そして鉢から溢れるようにすると綺麗です。とはいえラベンダーは「通気性」と「日当たり」が良い環境を好み、加湿を嫌います。そのため水はけの良い土で、乾燥気味に管理すると生育が良くなります。
ラベンダーの利用法

ラベンダーは安眠効果の高いハーブとして有名です
そのためポプリやドライフラワーを枕元に置くと、眠りに付きやすくなります
あるいはベッドリネンやパジャマの収納場所にポプリを入れて、香りを移しても効果的です
乾燥させることで、香りがより強くなります
ラベンダーの香りはハエを追い払うとも言われ、虫よけ効果もあります
肌への刺激が少ないので、直接アロマオイルを塗ることもできます
家庭用の蒸留器があれば、アロマウォーターを作ることができます

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