【堆肥】牛糞で作るバラ栽培に効果的な土作り

牛糞堆肥は「バラの寒肥」に適しています

それは牛糞堆肥に含まれる「アンモニア」はバラが好んで吸収する成分だからです

バラが休眠している冬に土を掘って混ぜておくと、ゆっくり長く効果が続きます

牛糞堆肥には繊維質も豊富なので、土を柔らかくする効果もあります

肥料効果と土壌改良効果の両方を期待できるのが牛糞堆肥です

牛糞堆肥の効果的な使い方

牛糞堆肥に限らず、堆肥を土に混ぜるのは「秋から冬」の時期が適しています

冬の間に完全に分解し、植物を植えつける春には丁度良い土質になっているからです

バラの周囲の土を「1~2月」に掘ります

土を掘る位置は根が伸びていく「枝先の下」あたりです

牛糞堆肥をバラの寒肥として使う場合は、1株のバラに対して「2㎏」くらいが目安

牛糞堆肥を入れて土を戻しておきます

生育期間の長い植物の元肥としても、牛糞堆肥は適しています

牛糞堆肥は、ゆっくり長く肥料成分を供給するからです

そのため「生育に時間がかかる野菜」にも効果があります

  • 「大根」「ニンジン」などの根菜類
  • 「スイカ」や「カボチャ」などウリ科の野菜

植え付けする時に牛糞堆肥を土に入れます

牛糞堆肥の使用量は「1㎡の土」に「2㎏」が目安

もともと水はけの良い「砂地」の場合には半分の1㎏で充分です

植物性の有機物より、動物性の有機物のほうが多くの肥料成分を含みます

ですが牛糞は、動物性としては肥料分が少ない方です

それでも腐葉土と比べると肥料成分は多く含んでいます

 窒素リン酸カリウム
牛糞堆肥2.0~2.5%1.0~5.0%1.0~2.5%
腐葉土0.5~1.0%0.1~1.0%0.2~1.5%

そのため牛糞堆肥は、土壌を改良する目的で使うことが多い堆肥です

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土壌改良材の中でも牛糞堆肥は価格が安く、ホームセンターなどで購入できます


牛糞堆肥と鶏糞堆肥の違い

草地にいる牛と鶏

牛糞は「土壌改良」を目的とし、鶏糞は「肥料」を目的として使い分けられます

同じ動物性の有機物であっても、鶏糞堆肥のほうが肥料効果が高く、即効性があるからです

例えば窒素は、牛糞1.7%なのに対し、鶏糞は3.2%と、含まれる肥料成分の量が違います

花芽や果実が大きくなる時期には「鶏糞」などで追肥すると効果的です

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牛糞堆肥の作り方

発酵牛糞

牛ふんが手に入れば、自分で堆肥にすることもできます

ですが農家でなければ牛糞は手に入らないはず

乾燥させた牛ふんが市販されています

水分量を調節しながら切り返して空気を入れ、3~6カ月かけて発酵させると堆肥になります

  1. 牛糞を堆肥ボックスに入れ、おが屑や稲わらで水分調整して積み上げる
  2. 雨が当たらないよう蓋をして、2か月おきに天地をひっくり返す
  3. 堆肥の温度が上がり始めたら温度が下がるまで放置する

完全に発酵させると80℃ほどの温度に上がり、雑草の種や病原菌が死滅します

温度が上がらない場合には、水分を調節して切り返しをします

水分量が適切なら「手で握ると固まり」「指で触れると簡単に崩れる」という状態になります

指で触れても崩れないようなら、水分量が多すぎる状態です

その場合には「おが屑」「もみがら」「ウッドチップ」「細かく切った稲わら」などを混ぜます

乾いた土でもOK

手で握っても固まらないほど乾燥している場合は「水」を加えます


牛糞堆肥にバーク堆肥を混ぜた「牛糞バーク堆肥」なら肥料成分も繊維質も補えます



牛糞堆肥の注意点

農道と堆肥

分解しきっていない堆肥を土に入れると、むしろ酸素や窒素を奪ってしまいます

地中の微生物が、酸素や窒素を吸収してしまうからです

そのまま植物を植えると養分が足りない状態になります

植え付け、植え替えの時に土に混ぜて使いますが、根に触れないよう注意が必要です

分解されていない堆肥が根に触れると、植物を弱らせる原因ともなります

【完熟している牛糞堆肥を使う】



牛糞堆肥は、特に「完熟」して完全に発酵させてあることが大事です

発酵が不十分な牛糞堆肥には、消化されていない牧草の種など混ざっていることがあります

そのまま土に入れると雑草が生えることがあるので注意が必要です

  • 臭いがする
  • ベタベタしている
  • 色にムラがある

こんな牛糞堆肥は未熟です

完熟した牛糞堆肥は「黒く」「ムラがなく」「サラっ」としています

【牛糞堆肥を入れすぎないこと】



有機物なので安心して使えますが、入れすぎると逆効果になります

牛糞堆肥には窒素成分が少ないため、養分のバランスが悪くなりがちだからです

窒素分が消費されると、リンとカリウムの比率が増えすぎてしまいます

【夏は牛糞堆肥を少なめにする】



気温が高くなると、牛糞の分解も早くなります

アンモニアガスや有機酸などが発生し、植物に悪影響を及ぼすことがあるからです

牛糞堆肥は暑くなる前に入れておき、真夏に入れるのは避けたほうが安心です

【牛糞堆肥と石灰を一緒に使う場合の注意点】



土のペーハーを調整するために「石灰」を使う場合は、時期をずらして入れます

石灰と牛糞堆肥が混ざると、窒素成分がアンモニアガスになって抜け出てしまうからです

保水性や水はけを良くする目的であれば問題ありませんが、肥料効果は弱まります


牛糞堆肥を先に土に入れておき、「1週間」くらいおいてから石灰を入れると防げます

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