【自然栽培】ゴマは数本で充分な収量が採れる

ゴマは比較的生育が早く、手がかかりません

数本で充分な量が収穫できます

土質も選ばず、極端な酸性土でなければ、どこでも栽培できます

「風通し良く」してジメジメさせないことがポイントです

ゴマは「暑さに強く」夏の日差しが大好き

雨季に発芽して根を伸ばし、乾季の日照りで大きく育ちます

「霜には弱い」ので十分に温かくなってから栽培を始めます

胡麻の栽培プラン

ゴマの栽培

ゴマは同じ場所で連作でき、自家受粉するので1本でも収穫できます。

コンパニオンプランツは「サツマイモ」「麦類」「枝豆」「ラッカセイ」。

キャベツとは相性が悪いので近くに植えないようにします。

●栽培カレンダー

ゴマ栽培カレンダー



【大麦の後にゴマとサツマイモを栽培】



「大麦」と「ゴマ」を交互に育てると、連作障害を減らします。

秋に「大麦」の種を50cm間隔で、120cm離して2列に蒔きます。

5月に大麦を収穫し、大麦の切り株の間にゴマを定植。

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大麦の若葉は「猫草」として使われるものです。

「サツマイモ」と「ゴマ」は同じ環境を好むので、混植に向いています。

生長したゴマの株元をサツマイモの葉が覆うのも良い効果となります。

中央にサツマイモを植え、両サイドにゴマを植えます。

麦類は、豆類と交互に栽培しても良い組み合わせです。

【自然栽培】豆類と麦類は交互に育てると良い


【ゴマを枝豆&トウロモコシと一緒に栽培】



中央に枝豆を植えておき、両側にゴマを蒔いてもよく育ちます。

枝豆は30cm間隔、ゴマは30~50cm間隔で。

ゴマには「風除け」すると効果的。

根が深く倒れにくいですが、枝が裂けやすいからです。

「風上」にトウモロコシなど背が高くなる植物を植えると風よけになります。

通路として50cm以上を開け、100cm幅にトウモロコシを50cm間隔で植えます。

トウモロコシの間に枝豆を植えてもOKです。

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トウモロコシはカボチャとも相性が良い組み合わせです。

【自然栽培】カボチャとトウモロコシは一緒に

ゴマの育て方

ゴマ畑

ゴマは、直播より温かい場所で「苗を育ててから定植」するほうが簡単。

発芽直後は草と見分けがつきにくいからです。

ゴマは「日当たり良い場所」で「水はけの良い土」を好みます。

草に覆われると草負けして育たなくなります。

周囲の草を刈り取って地面に敷いておきます。

枝が裂けやすいので、風が強い場合は「風上に背の高い植物」を植えます。

●胡麻(ゴマ科ゴマ属の一年草)

発芽の適温は25℃くらいで、生育適温は25~35℃

原産地は東インドからエジプト。

アフリカ大陸で野生種が多く自生しています。

好む土質は6.0~6.5くらいの酸性土

主根深根型やや乾燥気味を好みます。

金ゴマは香りが良くて使いやすい品種です。

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黒ゴマは香りが芳ばしい品種。

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白ゴマは油脂が多くまろやかな品種です。

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ごまぞうはゴマリグナンを多く含む新品種です。



【土の準備】



ゴマは「肥沃な土」に植え、「肥料は与えず」育てるのがコツ。

養分が多すぎると倒れやすく、葉が茂って実が付きにくくなります。

前作で果菜類やアブラナ科の野菜が育った土なら無肥料で育ちます。

土が痩せている場合のみ、定植する1カ月前に準備しておきます。

1m四方の土に「完熟堆肥(1~2リットル)」「籾殻燻炭(1~2リットル)」。

堆肥は完全に熟したものでないと根を傷める原因となります。

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籾殻燻炭は焼きすぎていないものが良質です。

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土となじむよう表面5cmくらいを軽く耕しておきます。

【種まき】



ゴマは温かくないと育たないので「種まき時期」が大事。

充分に気温が上がってから種まきします。

地温が「20℃」以上、平均気温「16℃」が適期。

ゴマの種まきの適期の目安は「藤の花が満開」になる頃です。

あるいは「小麦の穂が出てから」。

気温10℃くらいでも発芽しますが、時間がかかり、生育も良くありません。

種まきが遅れると生育量が少なくなります。

種まきする場所の「草」を地際で刈り取ります。

表面の「土」を5mmくらい削り、鎌の先を土に差し込んで草の根を切っておきます。

種をまく場所は土を押さえて平らにならしておきます。

1か所に「5~6粒」ずつ、株間は「30~50cm」あけて点まきします。

種が小さいので、薄く「5mm」くらい土をかけます。

草の種が多い地表「1~2cm」部分の土は取り除き、その下の土を上からかけます。

風で飛ばされることがあるので、しっかり押さえておきます。

上に「刈り取った草」を薄く敷いて乾燥を防ぎます。

●苗を育ててから定植する場合

土は「1週間以上前」から用意し、定植の「2週間前」に種まきします。

市販の「培養土8:畑の土2:籾殻燻炭1」の割合で混ぜたものを準備。

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握ると固まり、突くと崩れる程度の水分量になるよう水を加えて混ぜます。

ポットに土を詰め、上から押さえて平らにしておきます。

土の真ん中を軽くくぼませ「4~5粒」くらい種まき。

土を「5mm」くらいの厚さでかけ、しっかり押さえます。

薄く「籾殻燻炭」をかけておくと乾燥を防ぎ、地温を上げる効果もあります。

上から十分に「水やり」します。

ポットごと「新聞紙」などで包み、その上からも水やり。

新聞紙は「2日後の朝」には必ず取り除きます。

定植の適期は「藤の花が満開」になってから「本葉3~4枚」の頃。

遅れると根付きが悪くなります。

本葉4~5枚になった頃に間引いてから定植してもOKです。

定植する前日には「夕方」にたっぷり水やりします。

定植する日は「3時間前」から苗の底を水に浸して吸水させます。

【間引き】



5月下旬~6月中旬「本葉4~5枚」になったら1~2本に間引きます。

葉が混みすぎている場合には、苗を育てている期間でも間引きます。

株間が30cmなら1本だけ残して他はハサミで切り取ります。

間隔を30cm以下にすると、株元の草刈りがしにくくなります。

株間50cmなら2本を残して。

土が肥沃な場合や、サツマイモと混植する場合は株間50cmの2本に。

間隔を広くするとサツマイモにもよく日が当たります。

【草マルチ】



間引いた後は、周囲の草を刈り取って地面に敷いておきます。

草が生い茂ると生育が悪くなります。

7~8月、初期の生育が悪い場合は「米ぬか」をプラス。

株の周囲に一握りくらい、草マルチの上からまきます。

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その後は草マルチを重ねていきます。

【収穫】



草丈が高く伸びると、下から順に花が咲き、実も下から順に熟します。

「下のさや」が弾け始めたら収穫時期です。

遅れるとさやからゴマが落ちて収量が減り、風味も落ちます。

9月になり、下側のさやが枯れて2~3個開き始めたら、茎ごと刈り取ります。

種をこぼさないよう「早めに刈り取る」のがコツです。

刈り取りは「朝方」にすると、ゴマを落とさずに済みます。

揺れないようハサミで静かに茎を切り、その場でシートや袋にゴマを受けます。

刈り取った後は、9~10月に「雨に当たらず」「日の当たる」場所で追熟

10月に上のさやが弾けるようになったら「脱穀」します。

「天気の良い午後」に容器で受けながら頭を下にして振ります。

容器は、結露しにくい「紙袋」「ダンボール」「ゴザ」「布バッグ」で。

さやをつぶし、残ったゴマを取り出し、葉などのゴミは「ふるい」にかけて取り除きます。

細かなゴミは息を吹きかけて飛ばします。

取り出したゴマは、天気の良い日に水洗い。

気泡が付いて多くのゴマが浮き上がりますが、全て残します。

ゆっくり別の容器へ移しながら、底に残った石や砂を取り除きます。

何度か繰り返してから寒冷紗などに広げて「天日干し」。

風で飛ばないようネットなどで覆っておきます。

完全に乾いてからビンなどに入れて保存。

食用にすると共に翌年の種としても使えます。

種の寿命は3~5年くらいです。

ゴマは数本を育てるだけで1年分を収穫できます。

たくさん収穫できたら、ゴマ豆腐を作ってみては。

精進料理の華となるのがゴマ豆腐です。

ゴマ豆腐

【豆腐】作り方と材料で違う豆腐とゴマ豆腐

豆腐とゴマ豆腐は、作り方や材料が違います。豆腐は「大豆」を絞って「にがり」で固め、ゴマ豆腐は「ゴマ」を練って「葛粉」で固めたもの。それぞれ材料を変えてアレンジできます。



自然栽培おすすめ本



自然菜園の参考書は竹内孝功さんの本。

具体的な栽培プラン、野菜の育て方が詳しく解説されています。

作業風景などの写真やイラストが豊富です。

様々な著書を出されている竹内さん。

ゴマなどの健康野菜を中心に解説しているのがこの一冊です。

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スイカ、オクラ、ゴマ、トウガン、食用ホオズキ、芽キャベツ、ニンニク、シュンギク、菜の花、セロリ、アスパラ、ラッカセイ、モロヘヤ、ゴーヤ、ショウガとウコン、ヘチマ、エゴマ、ニラ、小豆、ブロッコリとカリフラワー、野沢菜、コンニャク、ヤーコン、ゴボウ。

24種類の野菜の育て方が書かれています。

当ブログの記事を整理して電子書籍と紙の書籍で出版しています。

Unlimited会員なら無料でダウンロードできますので、よろしかったら覗いてみてください。



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