イチゴ栽培は、鉢植えやレイズベッドで行うのが楽です
それはイチゴの背が低く、実が垂れ下がって生るからです
例えば、地面から離したほうが、病害虫や土汚れを防げます
ランナーを切り取って苗を増やすと、翌年も収穫できます
イチゴ栽培の方法
イチゴの生育に適した気温は「17~20℃」
「弱酸性」「比較的肥沃」「水持ちが良い」土が適しています
半日蔭を好みますが、ジメジメ過湿にならないことが大事です
イチゴ栽培の初年度は3月中旬~5月下旬の春に植え付けします
9月中旬~11月上旬の秋にスタートする場合は「葉を4枚」残して冬越しさせます
【イチゴ苗の植え付け】
イチゴ苗は1株だけでも、後から増やせます
ただし初年度は実が少ないので、たくさん収穫したい場合は、苗の数を増やします
イチゴ栽培の条件にもよりますが、1株に生る実は数個くらいです
イチゴ栽培に適しているのが「ストロベリーポット」
たくさんの苗を植えることができます
通気性が良いのは素焼きの鉢ですが、重いので屋外の庭に向いています
プラスチックの鉢は軽いですが、ジメジメしがちなので、乾燥しがちなベランダ向き
不織布の鉢は、軽くて通気性が良いので、室内でも屋外でも使えます
株元から出ている茎葉(クラウン)は、半分くらい地上に出して植えます
花が付く方を南側にすると病気になりにくく、よく生長します
親株と繋がっていたランナーとは反対側に、花は付きます
【イチゴ栽培のコンパニオン】
イチゴのコンパニオンプランツがボリジです
草丈60cmになるので、暑さに弱いイチゴに程よい日陰を作ってくれます
イチゴの実を鳥から隠してくれるというメリットもあります
イチゴ苗を植え付ける前に種まきしておくと、同時に育てられます
種は大きいので、2~3粒ほど点まきすればOK
1週間くらいで発芽し、ぐんぐん背が高くなります
3月に種まきすると、4~6月に青く小さな花が咲きます
この花は砂糖菓子にして食べられるので、イチゴと一緒にデザートに使うと綺麗
一年草ですが、こぼれ種子でも増えるほど丈夫なハーブです
【イチゴの育て方】
温かくなるとイチゴの葉が伸び始めます
そうしたら、老化した下葉や黄色く変色した葉は取り除きます
開花後30~40日で収穫できます
イチゴのヘタが反りあがったら完熟し、収穫できるサイン
種が、くぼみに隠れそうになっているのが完熟したイチゴです
実付きが悪い場合には、花を1輪取って、雄蕊を他の花にこすりつけます
イチゴの苗作り
初夏に株元から伸びてきたランナーを切って植え替えすると、イチゴを増やせます
まずは丈夫な子株を選びます
親株から数本のランナーが伸びて、それぞれに子株が付いているはずです
その中から、ランナーの先に付く3~4番目の子株を選びます
1つ目と2つ目の株は、親株の病気が伝染している場合があるので使いません
ランナーの最後に出る株は、小さいので苗には向きません
選んだ子株の本葉が3~4枚になったら、親株側のランナーを残して切ります
その子株を、まずはポリポットなどで植え付け時期まで育てておきます
秋の植え付け時期は9月中旬~11月上旬です
植え付けをしたら「葉を4枚」残して冬越しさせます
親株は、翌年も収穫できますが、実は小さくなります
ですから子株を育てて更新していったほうが、良い実が収穫できます
ワイルドストロベリー
欧米では、ワイルド・ストロベリーが縁起の良い植物として人気があります
例えばヨーロッパでは「幸運と愛を運ぶ」、アメリカでは「奇跡を呼ぶ」と言われます
現在のイチゴは、アメリカ大陸の原種をオランダで交配させたものです
原産地は北半球や南アメリカで、各地に原種のワイルドストロベリーが生えています
赤く小さな実は食べられ、葉はハーブティにでき、観賞用としても楽しめるハーブです
【ワイルドストロベリー栽培】
ワイルド・ストロベリーを育てるポイントは3つ
- 明るい半日陰
- 適度な水やり
- 肥料を与え過ぎない
暑さには弱いですが、日が当たらない日陰では生育しません
真夏の直射日光が当たらない、レース越しの窓辺などに置いて管理します
【ワイルドストロベリーの手入れ】
水切れすると葉が茶色くなります
水やりは「土の表面が乾いたら鉢底から流れるまで」たっぷり
ですが、ジメジメすると、灰色カビ病、うどんこ病などが発生します
逆に、乾燥するとハダニやアブラムシが付きます
そのため、時々、葉の裏に水をかけておくと防げます
肥料が多すぎると葉ばかり繁って花や実がなりません
鉢植えなら月3回くらい液体肥料を水やりの時に加えれば十分です
【ワイルドストロベリーの植え替え】
ワイルド・ストロベリーは数年ごとに植え替えします
なぜなら、同じ場所に植えていると次第に小さくなっていくからです
イチゴと同様ランナーが出てくるので、Uピンなどで土に固定しておくと簡単に根付きます
根がついたらランナーを切り離し、別の鉢に植え替えて育てます
ランナーで増やして株の更新をすると元気に育ちます
鉢植えで果樹を育てることもできます
家庭で果樹を育てる場合は、鉢植えのほうが良いことがあります。なぜなら鉢植えにすると管理しやすく、簡単に置き場所を変えられるからです。例えば、冬は室内に置けるので、南国果樹でも栽培できます。さらに、小さく育てて果実を減らすと、甘味が増すこともメリットです。
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