バラと相性の悪い植物~バラ科と相性が悪い科

トマトやナスといった野菜は、バラと相性の悪い植物と推測できます

なぜならバラ科とナス科は、全体的に相性が悪いとされているからです


例えば、花と野菜を混植する、ポタジェガーデンを作る場合

あるいは花壇やコンテナに様々な草花を寄せ植えする場合

バラと養分の取り合いにならない組み合わせにすることも大事です


バラ科と相性の悪いナス科の植物とは

ナスの花

代表的なものが、ナス科ナス属のナス、トマト、ジャガイモなどです

他にもナス科には、様々な属があります


  • ナス科トウガラシ属:トウガラシ、ピーマン、パプリカ
  • ナス科タバコ属:タバコ
  • ナス科チョウセンアサガオ属:チョウセンアサガオ
  • ナス科ホオズキ属:ホオズキ
  • ナス科ペチュニア属:ペチュニア、サフィニア
  • ナス科ハシリドコロ属:ハシリドコロ
  • ナス科ベラドンナ属:ベラドンナ
  • ナス科ヒヨス属:ヒヨス
  • ナス科マンドラゴラ属:マンドレイク
  • ナス科クコ属:クコ
  • ナス科カリブラコア属:ミリオンベル


とはいえバラと相性が悪いと特定されているわけではありません


ナス科がバラ科と相性が悪い理由として、根が深くまっすぐ伸びることが考えられます

そのため地中の養分を多く吸収し、バラと競合することになるからです


バラと相性の悪い多くの養分を必要とする植物

バラ庭

養分を多く必要とする植物は、バラと競合してしまいます

なぜならバラは、成長や開花に多くの養分を必要とするからです

そのため「バラは肥料食い」などと言われます


例えば花や果実が大きな植物は、多くの養分を吸収しています


さらには、ナス科、ウリ科、アブラナ科は、連作障害が起きやすい植物です

連作障害とは、地中の養分バランスが崩れることによって起こります


野菜なら毎年、別の場所で育てることで連作障害を回避できます

ところがバラは、毎年、植え替えするわけではありません

そのため連作障害が起きるほど養分を使う野菜とは、相性が悪いと考えられます


【トマト】

菜園のトマト

トマトは、肥料を与えなくとも育ちます

むしろ肥料は控えめにしたほうが、甘くなるとも言われます

とはいえ養分を吸収しないわけではありません


果実を実らせるために、リン酸とカリウムを多く吸収します

成長期には多くの窒素も消費します


【スイカ】

菜園のスイカ

スイカは大きな果実を育てるために、大量の養分を吸収します

特にリン酸とカリウムが果実の発育に重要です


【カボチャ】

菜園のカボチャ

カボチャは大きく育つため、多くの栄養が必要です

特に窒素が成長に必要で、果実の形成期にはリン酸とカリウムが重要です


【ダリア】

庭のダリア

ダリアは美しい花を咲かせるために、特にリン酸とカリウムを多く必要とします

開花期にはこれらの栄養を重点的に与える必要があります


【ベゴニア】

庭のベゴニア

ベゴニアは栄養豊富な土壌を好みます

窒素、リン酸、カリウムをバランスよく供給することが重要です


【バラと混植しないほうが良い植物】

菜園のニンジン

バラ科と相性が良いのは「セリ科」「キク科」とされています

どちらも強い香りがあることで、病害虫を防ぐ効果が期待できます


とはいえ養分の取り合いになる場合もあります

例えば、相性が良いセリ科とはいえ、ニンジンは多くの養分を必要とします

虫除け効果を期待してニンニクを植える場合も、ニンニクの収穫は望めません

ニンニクと一緒に育てると 病虫害が付きやすい 花や野菜も元気に

ニンニク栽培のコツと収穫する育て方ポイント

ニンニク栽培では、肥沃な土に植えることが大事です。なぜなら養分が足りないと、根が大きく育たないからです。強い香りと、土中を殺菌する効果があるため、コンパニオンプランツとして使われます。とはいえ野菜や草花と混植したニンニクは、養分が足りないため収穫できません。


キク科のダリアも、多くの養分を必要とする花です

そのためバラと混植する場合には、より多くの肥料が必要となります

牛糞堆肥 バラが喜ぶ アンモニア

牛糞堆肥を使ったバラ栽培に効果的な土作り法

牛糞堆肥は「バラの寒肥」に適しています。なぜなら牛糞堆肥に含まれる「アンモニア」はバラが好んで吸収する成分だからです。例えば、バラが休眠している冬に土を掘って混ぜておくと、ゆっくり長く効果が続きます。そして繊維質が豊富な牛糞堆肥は、土を柔らかくする効果もあります。


バラと混植できるのは、あまり養分を必要としないハーブ類です

バラと相性の良いハーブ 花の色で組み合わせると綺麗♪

バラのコンパニオンプランツ綺麗な組み合わせ

バラのコンパニオンには、様々なハーブ類があります。そしてバラ科と相性が良いのが「セリ科」と「キク科」です。そのため野菜や雑草にも、バラのコンパニオンプランツがあります。バラの多くは「春」と「秋」に咲きます。ですから春や秋に咲くコンパニオンプランツを組み合わせると綺麗です。


 

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