【自家製】手作りアイスをなめらかに仕上げる

真夏の暑い日、家にある材料で、すぐに冷たいアイスが作れると嬉しい

炎天下の中をコンビニまで買いに行かなくても済みます

アイスクリームの材料は「牛乳」「砂糖」「塩」「氷」

家にあれば「1分」で作れます

しかも急速冷凍なので、なめらかな食感になります

なめらかアイスの作り方

アイスをなめらかな食感にするには「急速冷凍」がポイントです。

急速に冷やすことで、結晶が小さくなるからです。

徐々に冷やすと結晶が大きくなり、ジャリジャリした食感になります。

一般的な家庭用の冷凍庫では急速冷凍ができません。

そこで「塩を加えた氷」を使います。

【急速冷凍の方法】



塩と氷でアイスを固めるには「素早く回転」させます。

回転させる時に「最初はゆっくり、最後に早く回す」のがコツです。


  1. 小さい容器に「牛乳」と「砂糖」を入れて混ぜる
  2. 大きい容器に1の小さい容器を入れ、周囲に「氷」と「塩」を入れる
  3. 小さい容器の材料を泡だて器でかき混ぜる

最後の方でハンドブレンダーを使うとスピードアップできます。

塩を多めに入れると早く固まりますが、アイスが粒状になってしまいます。

氷が解けてきたら水を切り、新たに氷と塩を加えるほうが上手くいきます。

ビニール袋に入れて「振り回す」という方法でも作れます。

  1. 大きめのビニール袋に「塩」と「氷」を入れて口をしっかり閉める
  2. 小さめのビニール袋に「牛乳」と「砂糖」を入れて口をしっかり閉める
  3. 大きい方の袋に小さい袋を入れる
  4. 大小の袋を布で包んで1分ほど振り回す

材料の袋が「氷の中心」になるように入れ、全体に氷が当たるようにします。

振り回すための布にピッタリなのが、着なくなった「Tシャツ」。

胴体部分に二重にした袋を入れ、両袖を持ってグルグル回せます。

Tシャツの裾は縛り、首の部分は糸で縫い付けて閉じておきます。

市販のアイスクリームメーカーを使えば楽々。

ですが20分かかるので、氷と塩で冷やす方が早く出来上がります。

【手作りアイスの材料】



基本的なバニラアイスの材料は3つ

  • 牛乳(100ml)
  • 砂糖(10g)
  • バニラエッセンス(2~3滴)

急速冷凍するための氷と塩の分量は以下の通り

  • 砕いた氷(2カップ)
  • 塩(大さじ4)

アイスクリームのアレンジ

ガラスの器に盛ったアイスとナッツ

手作りアイスなら、抹茶を入れたり、チョコチップを入れたり、アレンジも自在。

バニラ、チョコ、抹茶で3色アイスにもできます。

フレッシュミントなど飾れば立派なデザート。

牛乳と砂糖を混ぜる時に、材料を加えて混ぜてから固めます。

  • インスタントコーヒー」を混ぜてコーヒー味に
  • 「ココアパウダー」を加えてチョコアイスに
  • 「抹茶パウダー」を入れて抹茶アイスに
  • 「イチゴシロップ」を加えてストロベリーアイスに

「ブドウジュース」「オレンジジュース」何でも使えます。

【ストロベリーアイス】

ストロベリーアイス

イチゴシロップを加えるだけの簡単ストロベリーアイス。

新鮮なイチゴがあれば、ミキサーでつぶして加えてもOK

アイスを丸くすくえる「アイスクリームスクープ」があると便利です。

市販のアイスでも可愛く盛り付けできます。

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アイスに入れる前に、お湯にスクープを入れると、すくいやすくなります。

ハンドル部分を握って閉じると、アイスがスルっと抜け出します。

バラの花の形にすれば、パーティ料理のデザートにピッタリ。

バラのアイスクリーム

スプーンで薄くすくいながら、バラの形に盛りつけます。

バットなどに氷を敷いた上に皿を乗せて作ると、作っている間にアイスが溶けません。

ケーキの飾りつけにしても綺麗です。

【野菜のアイス】

紫いもアイス

「紫芋」を茹でてつぶして加えても面白いアイスができます。

「カボチャ」や「ニンジン」をミキサーにかけて加えると色鮮やか。

器に盛りつけたら、茹でた小豆やフルーツを添えてパフェ風に。

絞り袋を使って飾りつけすると綺麗です。

【ナッツやチョコを加えたアイス】

マロンアイス

栗を加えたマロンアイス。

アーモンドやヘーゼルナッツなどを混ぜても美味しい。

チョコチップや砕いたクッキーを砕いて混ぜてもOKです。

チョコをチョンチョンと乗せればクマのアイスに。

クマのアイス

子供が喜ぶデザートです。

チョコペンを使うと、もっと自由に顔など描けます。


【チョコアイス】



インスタントコーヒーやココアパウダーを加えたチョコアイス

コーヒーアイス

ガトーショコラに添えたアイスも定番の組み合わせ。

ガトーショコラとアイス

ホイップクリームにチョコで模様を描いて、ミントを飾ると綺麗。

ホームパーティのデザートなどにピッタリです。

【アイスフロート】



アイスコーヒーにバニラアイスを浮かべて

コーヒーフロート

黒ビールのギネスに乗せても美味しいです。


ギネスビールは普通のビールよりアルコール度数が低く、コーヒー感覚で飲めます。

【自家製パフェ】



フルーツ、ホイップクリーム、シロップなどで飾ればパフェも作れます。

小さく切ったマンゴー、シロップ、ホイップクリーム、チョコのパフェ。

マンゴーアイスパフェ

カシスのシロップやジャムを使ったカシスアイス。

小さなクッキーとホイップクリームで飾り付け。

カシスのアイスクリーム

脚付きのグラスを小皿に載せるとカフェのデザート風。

カシスのリキュールを使えば大人のデザートになります。

ブルーベリーやクランベリーなど、様々なベリーを使うと綺麗です。

氷+塩で何でも手早く冷やせる

氷に入れた缶ビール

氷+塩は、ドリンクを冷やす時にも使えます。

例えば缶ビール。

ボウルなどに氷と塩を入れ、缶ビールを中でくるくる回すだけ。

冷えていないビールが1分でキンキンに冷えたビールになります。

ビールを冷やす時は、必ず「缶を回す」ことがポイントです。

氷に入れておくだけでは、氷に触れている部分しか冷たくなりません。

ビールに含まれている成分が濃縮されて沈殿し、ビールが不味くなってしまいます。

沈殿した成分が溶けても、ビールは元に戻りません。

●氷と塩で急速冷凍できるワケ

氷と塩を使うと急速冷凍できるのは「液体」で凍らせるためです。

冷凍庫は冷たい「気体」で凍らせます。

気体より液体のほうが熱伝導が大きいので、冷凍庫より早く冷えます。

食塩が入っていると、氷はどんどん溶けていきます。

氷が解ける時には、周囲の温度を急速に奪っています。

ですから牛乳と砂糖が急激に冷えて固まり、アイスになります。

0℃で凍った氷を冷凍庫から出すと、表面が少し溶けた氷水の状態です。

ここに食塩を加えると、水の分子がくっつかなくなります。

すると氷が溶けやすくなり、急速に周囲の温度を奪っていきます。



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