アイスを手作りすれば、炎天下コンビニまで行かなくても済みます
たいていの家にある材料だけでよく、作る時間はたった「1分」
しかも急速冷凍すると、食感がなめらかに仕上がります
材料は「牛乳」「砂糖」「塩」「氷」です
アイス急速冷凍の方法
アイスの材料を徐々に冷やすと、結晶が大きくなるため、ジャリジャリします
逆に急速に冷やすと、結晶が小さくなり、なめらかな食感になります
ところが一般的な家庭用の冷蔵庫では、急速冷凍ができません
そこで使うのが「塩を加えた氷」です
【手作りアイスの材料】
基本的なアイスの材料は「牛乳」と「砂糖」だけ
バニラエッセンスも加えると香りが良くなります
- 牛乳(100ml)
- 砂糖(10g)
- バニラエッセンス(2~3滴)
急速冷凍するための材料が「氷」と「塩」です
塩を多めに入れると早く固まりますが、アイスが粒状になってしまいます
- 砕いた氷(2カップ)
- 塩(大さじ4)
必要な道具は3つ
- 大小2つのボウル
- 泡だて器
【アイスの材料をボウルに入れる】
まず小さいボウルに「牛乳」と「砂糖」を入れて混ぜ合わせます
次に材料の入ったボウルを、大きなボウルに入れます
そしてボウルとボウルの間に「氷」と「塩」を入れたら準備OK
【アイスの材料を混ぜる】
まずは泡だて器を使って、アイスの材料を混ぜます
コツは、最初ゆっくり、徐々に早くしていくことです
最後の方で、ハンドブレンダーを使うとスピードアップできます
氷が解けてしまったら、水を捨てて新たに氷と塩を加えて回転を続けます
市販のアイスクリームメーカーを使えば楽々
とはいえ20分かかるので、氷と塩で冷やす方が早く出来上がります
【ビニール袋を振り回す方法】
さらに簡単で早くできるのが、ビニール袋を使う方法
ただし材料が飛び散らないよう、しっかり密閉することが大事です
まずボウルの代わりに、大小2枚のビニール袋を用意します
まず小さい袋に混ぜた牛乳と砂糖を入れ、しっかり口を縛って閉めます
次に大きい袋に塩と氷を入れ、材料の入った袋を氷の中央に入れます
そして袋の口を縛って閉め、布巾などで包み、両端を持って1分ほど回せばOK
あるいは、布巾の代わりに、着なくなった「Tシャツ」も使えます
まず首の部分は、糸で縫い付けて閉じておきます
そして胴体部分に材料と氷を入れた袋を入れ、裾を縛って閉じます
そうすると、両袖を持ってグルグル回せます
アイスクリームのアレンジ
手作りアイスなら、抹茶を入れたり、チョコチップを入れたり、アレンジも自在
例えば、バニラ、チョコ、抹茶で3色アイスにもできます
さらにフレッシュミントなど飾れば立派なデザート
牛乳と砂糖を混ぜる時に、材料を加えて混ぜてから固めます
- 「インスタントコーヒー」を混ぜてコーヒー味に
- 「ココアパウダー」を加えてチョコアイスに
- 「抹茶パウダー」を入れて抹茶アイスに
- 「イチゴシロップ」を加えてストロベリーアイスに
他にも「ブドウジュース」「オレンジジュース」何でも使えます
【ストロベリーアイス】
まずはイチゴシロップを加えるだけの簡単ストロベリーアイス
新鮮なイチゴがあれば、ミキサーでつぶして加えてもOK
さらにアイスを丸くすくえる「アイスクリームスクープ」があると便利です
たとえ市販のアイスでも可愛く盛り付けできます
アイスに入れる前に、お湯にスクープを入れると、すくいやすくなります
ハンドル部分を握って閉じると、アイスがスルっと抜け出します
バラの花の形にすれば、パーティ料理のデザートにピッタリ
スプーンで薄くすくいながら、バラの形に盛りつけます
バットなどに氷を敷いた上に皿を乗せて作ると、作っている間にアイスが溶けません
ケーキの飾りつけにしても綺麗です
【野菜のアイス】
「紫芋」を茹でてつぶして加えても面白いアイスができます
「カボチャ」や「ニンジン」をミキサーにかけて加えると色鮮やか
器に盛りつけたら、茹でた小豆やフルーツを添えてパフェ風に
絞り袋を使って飾りつけすると綺麗です
【ナッツやチョコを加えたアイス】
栗を加えたマロンアイス
アーモンドやヘーゼルナッツなどを混ぜても美味しい
チョコチップや砕いたクッキーを砕いて混ぜてもOKです
チョコをチョンチョンと乗せればクマのアイスに
子供が喜ぶデザートです
チョコペンを使うと、もっと自由に顔など描けます
【チョコアイス】
インスタントコーヒーやココアパウダーを加えたチョコアイス
ガトーショコラに添えたアイスも定番の組み合わせ
ホイップクリームにチョコで模様を描いて、ミントを飾ると綺麗
ホームパーティのデザートなどにピッタリです
手作りチョコとアイスでバレンタインデーも楽しめます
恋人や夫婦など、カップルで過ごすのが、2月14日のバレンタイン・デー。アメリカでは、男性が女性にバラの花を贈るのが一般的です。シャンパンとイチゴで乾杯する際に、チョコを食べたりもします。日本では女性が男性に気持ちを伝えるために、チョコを贈る日として始まりました。
【アイスフロート】
アイスコーヒーにバニラアイスを浮かべて
黒ビールのギネスに乗せても美味しいです
ギネスビールは普通のビールよりアルコール度数が低く、コーヒー感覚で飲めます
【自家製パフェ】
フルーツ、ホイップクリーム、シロップなどで飾ればパフェも作れます
小さく切ったマンゴー、シロップ、ホイップクリーム、チョコのパフェ
カシスのシロップやジャムを使ったカシスアイス
小さなクッキーとホイップクリームで飾り付け
脚付きのグラスを小皿に載せるとカフェのデザート風
カシスのリキュールを使えば大人のデザートになります
ブルーベリーやクランベリーなど、様々なベリーを使うと綺麗です
氷+塩で何でも手早く冷やせる
氷+塩は、ドリンクを冷やす時にも使えます
例えば缶ビール
ボウルなどに氷と塩を入れ、缶ビールを中でくるくる回すだけ
冷えていないビールが1分でキンキンに冷えたビールになります
ビールを冷やす時は、必ず「缶を回す」ことがポイントです
氷に入れておくだけでは、氷に触れている部分しか冷たくなりません
ビールに含まれている成分が濃縮されて沈殿し、ビールが不味くなってしまいます
沈殿した成分が溶けても、ビールは元に戻りません
●氷と塩で急速冷凍できるワケ
氷と塩を使うと急速冷凍できるのは「液体」で凍らせるためです
冷凍庫は冷たい「気体」で凍らせます
気体より液体のほうが熱伝導が大きいので、冷凍庫より早く冷えます
食塩が入っていると、氷はどんどん溶けていきます
氷が解ける時には、周囲の温度を急速に奪っています
ですから牛乳と砂糖が急激に冷えて固まり、アイスになります
0℃で凍った氷を冷凍庫から出すと、表面が少し溶けた氷水の状態です
ここに食塩を加えると、水の分子がくっつかなくなります
すると氷が溶けやすくなり、急速に周囲の温度を奪っていきます