まるごとローストチキンを作る時は、詰め物を入れると美味しい
詰め物に肉汁が染み込んで、それ自体が一品料理になります
詰め物は「スタッフィング」「ファルス」「ドレッシング」などと呼ばれます
中に詰めるのは、肉汁を吸収しやすい「パン」と刻んだ「野菜」
パン粉を使ってもいいし、ちぎったパン、硬くなったパンでもOKです
詰め物を入れたローストチキン

丸鶏は、よく洗ってから全体に塩をもみ込んでおきます
スタッフィングに入れる材料は、玉ねぎ、セロリ、キノコ類などが一般的
レバーなどの内臓、豆類や米などを入れることもあります
みじん切りした材料とパン粉や米を混ぜ、鶏の中に詰めます
そしてスタッフィングが出ないように、鶏の両足を縛っておきます
ローストチキンの焼き時間は、肉100g当たり、200℃のオーブンで5分が目安
鶏肉は、中まで火を通さないと食中毒を起こしてしまいます
そのため時間をかけてしっかり火を通す必要があります
例えば1㎏の丸鶏なら50分
詰め物の分量も加えて1.5㎏なら、75分くらい焼きます

中心部分まで竹串を差してみて、赤い肉汁が出てこなければ火が通っています
英語のレシピ本を読み間違えて作ったら、意外な美味しさだったという嬉しい失敗もありました
付け合わせにするアスパラのクリームソース煮を、スタッフィングにしてしまったのです
作り方は、まず小麦粉をバターで炒めて牛乳を加え
その中に刻んだアスパラを入れてサッと火を通したものです
これだけだとチキンに入れにくかったので、ちぎったパンも加えました
ローズマリーのローストチキン

肉料理によく合うのがローズマリー
小枝を数本、皮の下に入れてから焼きます
表面に乗せると焦げてしまうので、必ず皮の下や肉の中に入れるのがポイント
別にローズマリーの葉、パセリを細かく刻み、塩を混ぜておき、焼きあがったチキンにまぶします
切ったレモンとローズマリーを飾って盛り付け
食べる時にレモンをしぼってかけます
ローズマリーとレモンの香りが爽やかです

食べチョクの定期宅配便で、愛知県の「平野農園」さんからローズマリーが届いたので
ニンジンの葉をパセリ代わりに
しみ出た肉汁も美味しくて、鶏胸肉が、ごちそうになりました
お正月など、おもてなしの場では、ローストビーフも喜ばれます

おもてなしの席にぴったりな肉料理といえばローストビーフ。簡単なのに豪華に見え、お客さんにも喜んでもらえます。例えば、欧米では定番のローストビーフとマッシュポテト。肉汁を使ったグレイビイソースが美味しい組み合わせです。大皿に乗せて、周りに彩りの良い野菜を盛り付けると見栄えがします。










