【ペンキの塗り方】初心者でも簡単な壁塗り法

ペンキの塗り方で最も大事なのが、道具、色選び、下準備の3つ

なぜなら楽に効率的な作業ができ、仕上がりがグッと良くなるからです


例えば壁塗りなら、ローラーや刷毛よりコテ刷毛のほうが綺麗に塗れます

広い面積を塗る場合は、色選びにもコツがあります

そして効率的に作業するためには、下準備をしっかりすることが大事です


ペンキの塗り方が楽な道具

ローラーでの壁塗り

ペンキの塗り方に慣れていない初心者なら、特に道具が大事

とはいえ、いきなり高価な道具を揃える必要はありません

多くは100円ショップでも買えますが、刷毛だけは少し良いものを選ぶほうが得です


【刷毛】

塗りやすく、仕上がりも綺麗なのが「コテ刷毛」です

水性塗料なら、洗って何度でも使えます


コテ刷毛はペンキを付ける部分が平らなスポンジなので、塗りムラなく均一に塗れます

壁と天井の境目まで、きっちり塗れるのがメリットです

特に平らで広い壁を塗る時には、刷毛より早く塗れ、ローラーより綺麗に仕上がります


ローラーだとコーナー部分が塗れないし、ハケだとスジが残りがち

でもコテ刷毛ならスジが残らず、コーナーまで塗れます

巾木など細い部分を塗る時に便利なのがミニコテバケ

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狭い部分を塗るためのV字型になったコテ刷毛もあります



【足場台】

壁を塗る時には、足場台があると効率よく作業できます

普通の脚立だと塗れる範囲が限られるので、何度も移動しなければなりません

その点、横長の足場台は左右に移動できて便利です

2個の脚立や箱などに、板を乗せても代用できます


【衣服の保護】

ペンキが付いても構わない衣服やエプロンも必要です

袖口にゴムが入った割烹着が便利なので、ペンキ塗り用として1枚あると重宝します

日本に住む知人のドイツ人画家が、割烹着を愛用していました


【塗料】

壁紙の上から塗れるペンキなら古い壁紙を剥がす手間が要りません

大量の壁紙を処分する必要もなく、とても楽です

水性なら、飛び散ったペンキもスポンジで拭き取るだけ

臭いも少なく、乾きも早いので、とても使いやすい



コンクリートブロックにペンキ塗りする時は、シーラーを塗っておきます

いきなり塗ると、コンクリートがペンキを吸ってしまうので無駄になるからです

シーラーを塗らずにブロック壁をペンキ塗りした時は、大量のペンキを使いました

ブロックが、どんどんペンキを吸ってしまうからです

ペンキの塗り方で大事な色選び

ペンキの色

壁のペンキ塗りで注意が必要なのは、色選び

なぜなら日当たり具合で発色が異なって見えるからです

例えば白いペンキなら失敗が少ないと思いがち

ところが日当たりのいい部屋だと、白さが強調されて病院みたいになってしまいます。

そのためアイボリーを選んだほうが落ち着いた雰囲気になります

逆に日当たりの悪い部屋なら、真っ白に塗ったほうが明るくなります

【ペンキを混ぜて色を作る】

壁に色を着ける場合、少し「くすんだ色合い」にしたほうが落ち着きます


市販のペンキは色が鮮やかすぎることが多いので、他の色を少し混ぜて調整するのがコツです

とはいえ色を暗くしたり明るくするために、白や黒を混ぜると失敗します

白を混ぜると色が薄くなり、黒を混ぜると色が濃くなるからです

  • 赤、オレンジ、イエローなどの暖色には「紫」を混ぜる
  • 青や緑など寒色には「茶色」を混ぜる

色を混ぜる場合には、塗料を均一に混ぜることが大事です

缶の底から、よくよく混ぜて、紙などに塗って色合いを確かめます

壁全体に塗れる量の塗料を用意して、全て同じ配合で混ぜてから塗るとムラになりません

色を混ぜて調整するのは難しいので、初心者はくすんだ色合いのペンキを選ぶほうが無難です

【塗料のツヤありツヤなし】

ペンキは「つや」のあるなしでも発色が変わって見えます

ツヤがあるほど光を反射するため、実際の色より明るく見えるからです

塗料には「ツヤあり」「半ツヤ」「ツヤ消し」といった種類があります

壁面のような広い部分に塗る場合には「半ツヤ」を選ぶと、ほどよい仕上がりになります

暗い部屋なら、ツヤありを使うと光が反射して広く明るく見えます

日当たりの良い明るい部屋には、ツヤ消しをつかうほうがまぶしくなりません

寝室なら、明るい部屋より、少し暗い部屋の方が眠りやすいものです

ペンキの塗り方より大事な下準備

ペンキ塗りの下準備

下準備をせず、いきなりペンキを塗り始めると必ず失敗します

なぜならペンキは、意外なところまで飛ぶことがあるからです


  • 家具は移動するか養生シートを掛ける
  • 床にも養生シートを敷く
  • 塗りたくない部分にマスキングテープを貼る

例えばスイッチプレートは、ネジを緩めて外してしまったほうが楽です

マスキングは、最初から部屋全体に貼っておくほうがスムーズ

養生シートも、全てに掛けてから塗り始めるほうが失敗しません

しっかり下準備をして、一気に塗ってしまったほうが早く綺麗に仕上がります


衣服や手袋に付いたペンキが家具や床に付いてしまうこともあります

完全に乾く前の「水性塗料」なら「濡れたスポンジ」で拭き取れます


壁、ドア、窓枠などは比較的、初心者でもペンキ塗りが簡単

ところが天井は難しいので、壁などでコツを掴んでからのほうが失敗しません

ペンキが落ちてくるので、天井は壁紙を貼るほうが楽です

 

ペンキの塗り方に慣れたら挑戦してみたいのが漆喰

漆喰壁の作り方 調湿作用のある 呼吸する壁♪

漆喰の使い方と壁の作り方・必要な道具と材料

漆喰は、機能性とデザイン性に優れた壁材です。空気中の水分を吸収したり放出したりして、適度な湿度に保ってくれるため。「呼吸する壁材」とも言われます。真っ白な壁は、どんなインテリアにも馴染みますし、塗り方によって模様を付けることも可能です。コテが作り出す凹凸によって陰影のある壁になります。


当ブログを整理して、アマゾンKindleの電子書籍とペーパーバックで出版しています

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