インテリア照明で気分を変える使い方のコツ

インテリア照明の使い方で、やる気を出したり、心を落ち着けたり、気分が大きく変わります

それは人の体内時計が「明かり」に反応しているからです

例えば、太陽光で体が目覚め、暗くなるにつれて眠くなっていきます


さらに心理状態や脳の働きは「色」によっても変わります

ですから電球の種類も、気分に影響を与えます


照明は、雰囲気をガラリと変え、部屋が心地よい空間に変わる効果は絶大です


インテリア照明の使い分け

リビングの照明

照明の使い方は、大きく二つに分けられます

  • 活動的になれる:天井から床に光を当てる「直接照明」
  • 落ち着ける:壁や天井に光を当てる「間接照明」


さらに電球の色によっても気分が大きく変わります

  • 脳が活性化する:青白い「昼光色」の光
  • 脳がリラックスする:オレンジ色の「電球色」の光


ですから照明器具の「置き場所」と「色」がポイントです


【照明器具の置き場所】

天井から床を照らす直接照明は、人に光が当たるため緊張感が高まります

脳が活性化され、活動的になれるので、作業場などに向いた照明です


逆に低い位置の明かりは、夕方の太陽をイメージさせ、リラックスできます


床に置いたフロアライトや棚などに置いた明かりは「壁や天井」を明るくする間接照明です

人に光が当たらないので緊張せず、壁や天井から反射した柔らかな光が心地よく感じられます

間接照明にすると、ところどころに影ができて光が映えます


インテリア照明は、天井灯と間接照明を使い分けるだけでも効果が出ます

さらに効果を高めるのが、電球の色です


【電球の種類と照明の色】

デスクライトの明かり

電球には、青白い「昼光色」と、オレンジ色の「電球色」があります


青白い昼光色は、昼の太陽をイメージさせるため活動的になれます

ですから活動的に過ごす部屋に向いてるのが、青白い「昼光色」の電球です


オレンジ色の電球色は、夕方の太陽をイメージさせるためリラックスできます

そのため、くつろぐ部屋に向いているのが、オレンジ色の「電球色」の電球です


電球を変えるだけでも雰囲気がガラリと変わり、部屋が心地よい空間に変わる効果は絶大です

仕事や勉強をする部屋の照明

デスク

仕事や勉強をする部屋では「単純作業」と「思考や創造」する場合とで明かりの使い方が違います

単純作業の時は、脳を活性化すると効率が上がります

ですが思考や創造力は、リラックスしている時のほうが発揮されます


【脳を活性化する明かり】

オフィスの照明

天井から照らす、青白い蛍光灯の明かりが効率を高めます

天井からの照明は脳を活性化し、明るい照明が緊張感を高めるからです

例えば、黙々とデータ入力をしたり、書類整理をするような単純作業に向いています


青色には、時間を短く感じさせる効果もあります

脳は活性化するものの、集中力は低下しがちなので、思考や創造には向きません


【思考と創造力を高める明かり】

逆に、思考や創造に向いているのが「オレンジ色の電球色」を使った間接照明です

オレンジ色の光は、脳の緊張を解いてリラックスさせます

部分的な照明で集中力を高めると、クリエイティブな発想を生みます

例えば、青白い蛍光灯が灯る夜のオフィスで、新しい企画書を作る場合なら

デスクライトでオレンジ色の明かりを灯すと集中力と発想力が高まります

デスクライト

とはいえオレンジ色は、時間を長く感じさせるため、単純作業には不向き

仕事を始める時には青白い光でスイッチを入れ

煮詰まってきたら、オレンジ色の光で脳の緊張を解くと効率よく作業できます


キッチンとダイニングの照明

ダイニングキッチン

明りの色は、味覚を左右するという研究データがあります

それによると、青白い光では味覚が敏感になるため、味を確かめやすくなります

ですからキッチンに向いているのは「蛍光灯」の青白い光です


逆にオレンジ色の光では味覚の感度が上がらないため、味に神経質にならず食事を楽しめます

ですからダイニングルームの照明は、味覚の感度が上がらないオレンジ系が向いています


【食欲を促進するオレンジ色】

丸いダイニングテーブル

オレンジ色は、食欲を促進する色

そのためレストランでは、オレンジ色の白熱灯が多く使われています

テーブルに置いたキャンドルも、同じ効果を得られるものです

さらに、白熱電球の明かりは明暗をくっきりさせます

そのため立体感が出て、料理のボリュームがあるように見えます


肉や赤い食材は、オレンジ色の明かりでふっくら艶があるように見え

緑の野菜や青みがかった魚の色も、オレンジ色の明かりで引き立ちます

ですからダイニングルームは、オレンジ色の白熱灯を使うことで食事がもっと楽しめます


【料理が美味しく見えるキラメキ感】

白いクロスとガラスの食器

料理を美味しそうに見せるには「艶」や「キラメキ感」も大切

ガラス製品を多く使うと、キラキラした光で料理が美味しそうに見えます

食器やテーブルクロスを白にして、光を反射させるのも効果的です


特にシャープな光を出す「ハロゲン電球」は、レストランなどでよく使われています

皿や料理がキラキラ光り、中華料理などの照りが映えます

ハロゲン電球は光と影をくっきりさせ物が立体的に見えるので、食材が大きく見える効果もあります

ジュエリーショップでも使われているのが、輝きがあるハロゲン電球です


食器棚に細長い照明器具を付けると、ガラスがキラキラと反射して綺麗

バーカウンターの照明

ダイニングルームには「ガラス」と「白」を使うのがポイントです


【ダイニングルームに不向きなブルー系】

青い照明

ダイニングルームにブルー系は、適していなません

ブルー系は、食欲を減退させ、料理が不味そうに見えるからです


ですからブルー系の明かりは、バーのような食事以外の場所に向いた照明です


逆に、食欲を抑える効果を利用すれば、ダイエットには効果があるかもしれません

ブルー系には神経を落ち着かせる作用もあります

夜はブルー系の明かりでリラックスすることで、夜食の誘惑にも勝てそうです


とはいえ食事は美味しく食べたいもの

お腹いっぱい美味しく食べて減量♪糖質を減らせる食事法

【ダイエット】食事は我慢せず美味しく食べる

ダイエットとは食事療法のこと。痩せるためには運動より食事のほうが効果的です。多くの人は、空腹感をガマンするくらいなら、運動のほうがいいと考えがち。けれど運動でカロリーを消費しても、体重が減るわけではありません。美味しく食べて空腹を我慢しないでも減量できます。

ダイエット中だからといって、何でも我慢するのは逆効果です


リビングルームの照明

フットライトの明かり

照明器具は、高さを変えて数か所に配置すると、空間が立体的になり美しく見えます

  • 棚やテーブルに置いた照明器具
  • 床に置いたフロアライト
  • 壁に取り付けたスポットライト

 

目線の先が明るくなる間接照明には、部屋が広く天井が高く見える効果もあります

壁に光を当てると奥行きを感じさせるからです

例えば、部屋のコーナーを照らすと空間の広がりを感じさせます

照明とソファ

壁に掛けた絵画にスポットライトを当てると、美術館のような落ち着いた雰囲気が出せます

絵画と照明


日中のリビングは、窓やベランダから入る自然光だけでも活動的になれます

日当たりが悪い場合には、天井灯を付けることで家事などの、やる気スイッチが入ります


寝室の照明

スタンド照明

寝室の照明は、朝と夜とで使い方が異なります

朝は脳を活性化させて目覚め、夜は脳をリラックスさせて眠りにつくためです

光の使い方で体内時計が調整され、気持ち良い睡眠が得られます


例えば、眠りにつく2時間くらい前からリラックスできる照明に切り替えると寝つきが良くなります

オレンジ色の明かりは気持ちをゆったりさせるので、短時間でもリラックス効果が得られます

寝室の照明

観葉植物に下から光を当てると、壁に植物の影が映って幻想的な雰囲気

観葉植物と照明


寝具の肌触り、寝室の匂い、音、湿度といった五感の快適さも睡眠に大きく影響します

睡眠環境 寝室は暮らしの土台 習慣づけできる睡眠

すっと眠りに入り、ぐっすり寝られる睡眠環境

我慢すれば起きていられるのに、眠りは待つしかありません。ですから寝るための環境を整えることが寝室インテリアのポイントです。眠りに入るには、活動モードから休止モードに切り替える必要があります。とはいえ脳や体は、急に止まれず「徐々に」減速してリラックスしていきます。


飲食店や商業施設などのインテリアでは「照明」で大きな演出効果を出しています

おしゃれなバーやカフェが居心地いいのは、照明の働きによるものです

自宅も照明を変えて、居心地いい空間に変えてみませんか


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