毎日着るスーツや制服は「専用コーナー」を作ると着替えが楽。
帰宅した時にサッと掛けられるからです。
掛けておけばシワにならず、雨で濡れても干しておけます。
疲れて帰宅すると、つい上着を椅子の背やソファーに置きがち。
そのまま食事や入浴をすると、衣類の片づけが億劫になり脱ぎっぱなしになります。
スーツを一時的に掛けられる場所を作る

脱いだばかりの衣服を、そのままクローゼットに仕舞いたくありません。
風を通して湿気を取り除かないと、カビやシミの原因となるからです。
汗や外気の湿気を吸って、衣類は湿った状態になっています。
まずはハンガーに掛けてホコリや花粉を取り、シミや汚れもチェック。
ほつれているところや取れかけたボタンなどにも気づけます。
「スーツ」や「制服」は、ハンガーに掛けて一時的にでも吊るして置ける場所があると便利。

掛けるだけなら面倒に感じません。
決まった置き場所があれば、習慣化します。
壁に「フック」や「コートラック」を取り付けるだけでも充分です。
【ウォールハンガー】
シンプルなウォールハンガーは、使う時だけフックを出せます。

背の高い家具や家電を移動する時など、壁のフックが邪魔になりません。
【ハンガーラック】
壁にネジを付けられない賃貸なら、ポールタイプのハンガーラックが便利。
玄関や廊下に置けるので、来客用としても重宝します。

突っ張り式のポールハンガーも省スペース。

ただし直径30~40cmはあるので狭い玄関だと邪魔になります。
【スーツラック】
毎日のスーツや制服なら、専用の「スーツラック」が非常に便利です。
部屋に置いても目障りじゃないデザインで、1着分だけだから省スペース。
鍵、メガネ、定期券など小物類も置ける棚もついています。

天然木のシンプルなスーツラック。
白とブラウンがあって、インテリアに合わせられます。

小物入れが充実した木製のスーツラック。
スカーフやネクタイを掛けられるバーもあって便利。
メガネや時計、アクセサリーなど小物類が多い人におすすめです。

パッと上着を掛けておけるだけで随分と楽に感じるもの。
特に便利なのは学生さんの制服。
置き場所を決めてしまうと脱ぎっぱなし、置きっぱなしがなくなります。
朝の身支度も、帰宅した時の片付けも、ストレスなくスムーズにできます。
1週間分の衣類コーナー

通勤用スーツなどの外出着は「1週間分」を掛けておくスペースがあると便利。
季節ごとに少しずつ衣替えができます。
例えば季節の変わり目は、衣類を仕舞うかどうか判断が難しいもの。
季節外れに寒い日や暑い日もあるので、収納してしまうと困ることがあります。
本当に着なくなってからクリーニングし、入れ替えすると楽です。

バッグやカバンも、ポンと置けると楽。
衣類は1週間分の7着×4シーズン分+コート2着の30着あれば十分です。
1着とは「トップス」と「ボトムス」の組み合わせで、アイテム数ではありません。
どの組み合わせでも着られるアイテムなら、7着で着まわせます。

無計画に洋服を買わないことがワードローブ計画の目的。多くの洋服を持ちすぎないことで、手入れも行き届きやすくなります。クローゼットに余裕が出来て、収納しやすく、仕舞いやすく、とっても快適です。
ワンシーズンの衣服をまとめておけば、組み合わせを考えるのも簡単。
ここに入りきらなくなったら処分するという目安にもなります。
7着なら幅60cmもあれば十分です。

カバー付きラックは、シーズンオフの衣類収納に使えます。

【スーツ用には厚みのあるハンガーを使う】
スーツは厚みのあるハンガーに掛けておきたいもの。
薄いハンガーでは、肩の部分が型崩れしてしまうからです。
「ハンガーを揃える」と、クローゼット内がすっきりします。
上下ワンセットで収納するなら「クリップ付き」ハンガーが便利です。

パンツは裾をクリップで止めて吊り下げておくとシワがのびます。
【小物類の収納】
ポケットに入れてある「ハンカチ」「定期券」「小銭入れ」は全て出してカゴ収納。
いつも持ち歩く小物を入れておけば忘れ物の防止にもなります。
小さな「バッグ・イン・バッグ」に小物を入れておくのも便利。
カバンの中が整理されて使いやすくなります。
別のカバンを使う時は、小さいバッグを入れ替えるだけです。
【脱いだものを入れる場所】
脱いだ衣類をすぐに置けるスペースもあると着替えが楽になります。
- 洗濯する物をポンと入れられる「洗い物カゴ」
- クリーニングに出すものを入れておく「ランドリーバッグ」
- 帰宅してから着るパジャマや室内着を入れておく「カゴ」
- バスローブやバスタオルを掛けておく「フック」
入浴後は「バスローブ」があるほうが断然いいと思っています。
バスタオルが不要になり、汗が引くまで着ていられるからです。

洗い替え数枚も必要なので、安いバスローブでも十分です。
ドレスアップ用スーツの収納

冠婚葬祭やパーティ用のスーツにも専用コーナーを。
頻繁に着るものではないので、通勤着や普段着とは別に収納しておけるからです。
クローゼットが狭いなら、ドレスアップ用の衣類だけまとめて別の場所に専用コーナーを。
一目で見渡せるようにしておけばコーディネートも楽です。
「玄関」「押し入れ」「廊下」「納戸」あまり使っていない場所でも構わないはず。

バッグや靴も専用に収納。
普段に使うと早く痛むからです。
常に新品の状態にしておけます。
本革のバッグや衣類などは、カビが生えやすいもの。
仕舞う前の手入れと定期的なメンテナンスが必要です。
たまにしか履かない靴なら、収納場所は玄関でなくても構いません。
きれいに手入れしてからクローゼットに並べておくほうが見やすいものです。
詰め物を入れておくと型崩れせず長持ちします。
スーツを収納する前の手入れ法

すぐクリーニングに出さない場合は、収納前の手入れが肝心。
通勤用スーツなど毎回クリーニングしなくても綺麗に着られます。
表面のゴミやホコリを取り払っておいたり、シワを取ったり。
カビや虫食いを防ぎ、スーツが長持ちします。
【洋服ブラシでスーツ表面の汚れ取り】
スーツにブラッシングする効果は2点あります。
- 繊維に入り込んだ「ほこり」「花粉」などを掻き出す
- 繊維を立ち上がらせて「ふっくら」整える
ペットの毛などを取るのに便利な粘着テープのコロコロ。
表面のゴミはよく取れます。
でも繊維の中に入り込んだホコリまで取れるのが洋服ブラシです。
クロゼットに洋服ブラシを用意しておくと、収納前にサッとブラッシングできます。
洋服ブラシは大小2つあると便利。
小さいブラシは「襟の裏」「ポケット」など細かな部分に使えます。

時に汚れが付きやすい「肩」は念入りに。
たたくようにブラッシングして繊維中の「ほこり」を掻き出すのがコツです。
ブラッシングしたスーツは、風通しが良く日が当たらない場所に吊るしておきます。
【スーツのシワ取り】
軽いシワならハンガーに吊るしておくだけでも取れます。
お風呂に入った後、ハンガーにかけた衣類を浴室に掛けておきます。
換気扇を回しておくと朝には乾いてシワも伸びています。
ズボンは「裾」のほうをクリップで挟んで逆さまに吊るします。
そうすると膝の部分のシワなども取れるからです。
吊るして置いても取れないシワには「スチーマー」やアイロンの「スチーム」。
スーツにはアイロンを押し当てないのが基本。
アイロンを押し当てると「テカリ」になってしまうからです。
スーツからアイロンを1cmくらい浮かせて、2~3秒スチームをかけます。
綿や麻のスーツの場合は「霧吹き」を十分にしてからスチームを当てます。
そして頑固なシワだけ「当て布」を敷いて、アイロンを「裏から」当てます。
【雨に濡れた時の手入れ法】
雨で濡れたスーツは「タオルを押し当てる」ようにして水分を吸い取ります。
こすって拭き取ると繊維を痛めてしまうからです。
水分を取ったらハンガーに掛け、風通しが良い場所で乾かします。
ズボンの裾に付いた泥はねは、まず繊維を乾かすのが先決。
乾いたら「裏から」指ではじいたり叩いたりすると土が落ちます。
その後に残っている土を「洋服ブラシ」で払い落とします。
スーツに「撥水スプレー」をかけておくのも効果的。
水分をはじいて浸みこまなくなります。
【スーツのテカリを落とす方法】
テカリは繊維の「汚れ」と「押しつぶされている」ことが原因。
繊維がすり減っていなければ「水拭き」と「スチームアイロン」で回復できます。
まずは汚れ落としから。水で濡らして固く絞ったタオルでテカっている部分を水拭きします。
水拭きする時の水に1滴の「酢」を加えても効果的です。
汚れが落ちたら、つぶれた繊維を立ち上がらせます。
スチームアイロンの湯気を生地から1cmくらい浮かして3秒くらい当てます。
繊維を立ち上がらせることで、テカリが目立たなくなります。
仕舞ってあったスーツにカビが生えてしまっていることもあります。
収納場所のカビ対策が大事です。
家庭で洗えるスーツの場合、シミ抜きは洗濯前に済ませておきます。
シミが付いたまま洗うと落ちにくくなるからです。
スーツや制服の専用コーナーに最適なスーツラック。
手入れをしたり、乾かすにも便利。

これで脱ぎっぱなしがなくなり、部屋がスッキリ片付きます。










