レンガは1個が小さいため、手作りガーデンには便利な素材
例えば、並べたり、積み上げたり、様々にアレンジできます
大きさが決まっている規格レンガなら、必要な個数も簡単に割り出せます
積み方によっても表情が変わります
しっかり固める方法と、後から解体しやすい方法があります
レンガの固定剤と道具
レンガを高く積み上げる場合には、しっかりモルタルで固めます
ですが2~3段くらいの小さな花壇なら、漆喰で固めておくだけでも十分
例えば、後から解体できると、花壇の位置や大きさなどを変えることができます
【しっかり固めるモルタル】
モルタルは「セメント1:砂2~3」に水を加えて練ったものです
モルタルを塗る時には、あらかじめレンガを濡らして充分な水気を含ませておきます
レンガが乾いていると、モルタルの水分がレンガに吸収されてしまいます
すると水分が減ってモルタルの粘りがなくなり、接着力が弱まるからです
水を入れた容器にレンガを浸けておき、その間にモルタルの準備をすればOK
モルタルを塗る時には、先端が尖っている「レンガコテ」を使うと隅の方まで綺麗に塗れます
モルタルと水を混ぜる時にも使えて便利です
【後から解体しやすい漆喰】
漆喰は壁塗りなどに使われる素材ですが、接着剤としても使えます
花壇を壊した時には土に還せる自然素材です
庭の作り始めは、花壇の最適な場所や大きさが分からないこともあります
例えば、庭木が大きくなって日陰になってしまった場合など、移動できると便利です
【レンガ用の接着剤】
タイルやレンガ用の接着剤は、チューブ状の容器から出すだけで、すぐ使えます
モルタルや漆喰より割高ですが、混ぜたりする手間が必要ありません
レンガの積み方
レンガ積みの形には、いくつかのバリエーションがあります
一般的な「長手積み」は、レンガの長さ半分ずつを横にずらしながら積み上げていく形です
その他にも、長手を横へ並べたり、縦に並べたり、縦横を組み合わせたりする積み方があります
並べ方によって、壁の厚みを変えることもできます
例えば、規格レンガの大きさは「21×10×6cm」
ですから2列ずつ並べると壁の厚みはレンガ2個分の20cmになります
レンガを2列に並べる積み方には「イギリス積み」と「フランス積み」があります
【イギリス積み】
一段目と二段目を交互に並べるのがイギリス積みです
1段目は横長に前後2列
2段目は短いほうの辺を手前にして1列ずつ
3段目はまた前後2列に横長の辺を並べて積んでいきます
【フランス積み】
一段を縦横の交互にして並べていくのがフランス積みです
手前側に、縦と横を交互に並べていきます
そして後ろ側に、手前のレンガとずらしながら縦横を交互に
2段目は、1段目と縦横をずらして前後2列に積んでいきます
レンガの種類
レンガには「色」や「大きさ」に様々な種類があります
- スタンダード・レンガ
- ヴィンテージ・レンガ
- デザイン・レンガ
さらに、スタンダードレンガでも厚みや幅にバリエーションがあります
【スタンダード・レンガ】
基本的な規格は「21×10×6cm」、1個の重さは「2.4㎏」くらい
規格品なので、作る花壇の形や大きさが決まれば、必要な個数が分かります
例えば、横に並べる場合なら「1mに5個」あれば充分です
基本レンガの「長さ」を半分にしたのが「半マス」
サイズは「10.5×10×6cm」で、重さは「1.2㎏」
例えば、花壇の広さを調節したい場合や、丸みをつける場合に便利です
基本レンガの「厚み」を半分にしたのが「半片(ハンペン)」
サイズは「21×10×3cm」で、重さは「1.2㎏」
例えば、地面に敷きつめて小径を作る場合などに使えます
広い場所に敷く時など、薄くて軽いので持ち運びしやすく、費用も抑えられます
【アンティークレンガ】
アンティークレンガは基本レンガのような規格サイズとは限りません
表面がデコボコしていたり、形が不ぞろいだったり、欠けや色むらもあります
とはいえ古びた味わいがあり、ナチュラルな庭にピッタリです
【花壇用レンガのセット】
初心者でも使いやすいのは、花壇に必要な個数がセットになったもの
個数を数える必要がなく、すぐに作れ、無駄がありません
スタンダードな赤レンガだけでなく、アンティーク調などもあります
レイズベッドとは、高さのある花壇のこと。かがまずに作業できるので、植物の手入れが楽になります。「日当たり」も「水はけ」も良くなるため、植物にとっても良い環境です。野生動物やペットが花壇に入り込むのも防げます。車椅子でも作業できるのがレイズベッドのメリットです。
地面に「敷石」や「砂利」を敷くと、雑草を抑える効果もあります
雑草を抑えるなら「敷石」「レンガ」「砂利」を敷くのが簡単。コンクリートやモルタルを使わなければ、素人でも施工できます。例えば「砂」でレンガを固定する方法です
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