バレンタインデーが日本に伝わったのは1930年代と言われます
1950年代になってから、チョコレートメーカーが宣伝し始めました
そして一般に広まったのは、1970年代になってから
当初は、女の子が男の子に告白する日として、小中学生の間で盛り上がりました
もとは恋人同士や夫婦が、愛情を確認し合うような行事です
そのため欧米では、男性から女性にバラの花などを贈ります
現在は日本でも、友達や家族への愛情を示す日として定着しています
例えば女性同士でスイーツを楽しむのにも最適な日
手作りチョコやバラのドリンクなど、ロマンチックな贈り物はいかがですか
バレンタインデーのチョコレート

もとはチョコレート会社が仕掛けたというバレンタインデーのチョコ
とはいえ色んなチョコが出回るので、嬉しい時期です
手作りチョコの材料や道具類も店頭を飾ります
綺麗にラッピングして、プレゼントするのも楽しいものです
ハート型に作ったマシュマロも、バレンタインデーにピッタリです
【手作りチョコ】
手づくりチョコのポイントは、温度計を用意し、きっちり温度を測りながら混ぜること
そうすることで、つややかなチョコに仕上がります
チョコの温度を「30℃」くらいに保ちながら混ぜるのがコツです
使う道具は「型」と「ステンレスのボウル」大小1個ずつです
<材料>
- チョコレート(250g)
- ココアパウダー(8g)

市販の板チョコでもOKです
<作り方>
- チョコを割って細かく砕き、ステンレスのボウルに入れる
- 一回り大きなボウルに50~55℃くらいの湯を入れる
- チョコの入ったボウルを湯に浸ける
- 40℃くらいに保ちながらチョコを溶かす
- チョコの入ったボウルを水に浸け10~15℃くらいにする
- チョコを混ぜて30~32℃に冷ます
- ココアを加え、粉っぽさがなくなるまで、よく混ぜたら型に入れる
- 冷蔵庫に1時間くらい入れて固める
ホワイトチョコの場合は、チョコを湯せんで溶かすところまでは同じです
ピンクにする場合は、湯せんでチョコを溶かす時に「食紅」を少し加えます

ココアを加えずに、湯の温度を「10~15℃」くらいにします
そして、チョコの温度を「25℃」くらいに保ちながら混ぜます
次に、再び「50℃」くらいの湯で温めます
その後はチョコの温度を「27~28℃」に保ちながら混ぜ、型に入れて固めます
【手作りマシュマロ】
アメリカでは、シャンパン、イチゴ、チョコがバレンタインデーの定番でした
女性に贈るものとして、様々なスイーツも使われます
マシュマロも、そんなスイーツのひとつです
ほんのりした甘さと、ふんわりした柔らかさが、優しい気分にしてくれるマシュマロ
ホットココアやコーヒーにマシュマロを浮かべると、ゆっくり溶けて甘くなり、ほかほかシアワセ気分です
マシュマロはメレンゲをゼラチンで固めたものなので、家庭でも作れます

ふわふわして白いマシュマロは手作りできます。卵白を泡立ててメレンゲにし、ゼラチンで固めるだけだから簡単。手作りしたら、アレンジも自由です。食紅を加えて色を付けたり、クッキーの型を使ってハート形にしたり。白いマシュマロにチョコペンで顔を描くだけでも可愛くなります。
食紅でピンクに染めて、ハート型にしたら、バレンタインデーの贈り物にピッタリです
バレンタインデーのバラ

欧米では男性から女性にバラを贈ることが多いバレンタインデー
そのため、この日はバラの値段が倍になることもあります
ロマンチックな気分に浸れるバラのドリンクやスイーツはいかがでしょうか
【バラのドリンク】
バラの香りのするリキュールも、様々なものが市販されています
エディブルフラワーのバラを使って、手作りすることもできます
ただし、お花屋さんで買ったバラは使えません
鑑賞用のバラには農薬が使われているからです
必ずエディブルフラワーとして市販されているバラの花びらか、無農薬で育てたバラの花びらを使います
花びらと氷砂糖を交互に重ねながら瓶に入れ、ホワイトリカーを注いで冷暗所に置くだけ
そして氷砂糖が溶けたら、冷蔵庫で冷やして飲みます
香りが強いバラを使うと良い香りを楽しめ、濃いピンク色のバラを使うと綺麗な色が出ます
<材料>
- バラの花びら(200g)
- 氷砂糖(100~200g)
- ホワイトリカー(500ml)
<作り方>
乾燥した花ならいつでも作れますが、生の花なら摘み取ってすぐ漬けこみます
- 生花300g:アルコール1800㏄
- 乾燥花150g:アルコール1800㏄
まずバラの花びらと半量~同量の氷砂糖を交互に重ねながら瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぎます
ときどき混ぜながら2~4カ月くらい冷暗所に置き、氷砂糖が溶けたら飲めます
ザルなどで濾し、液体だけ密閉容器に入れて常温または冷蔵庫で保存
蜂蜜やメープルシロップを加えたり、ワインやブランデーに漬けたり、アレンジも可能です
長く漬けるほど濃いエキスになり、炭酸で割ると、より香りが立ちます
【バラのスイーツ】
バラのスイーツは、恋人や家族、友人と過ごす時間を華やかに彩るデザート
例えば花びらに卵白を塗り、砂糖をまぶすだけで、バラの砂糖菓子が作れます
グラニュー糖ならキラキラ、粉砂糖なら柔らかな色合いです
たくさんバラの花びらがあれば、ジャムやシロップにすることもできます
●ローズジャム

バラの香りのするジャムは、贈り物にもピッタリ
大量の花びらが必要なので、たくさん庭のバラが咲いた時に
ただし食用にできるのは、消毒薬などを使っていないバラに限ります
イチゴジャムを作る時に、最後にバラの花びらを入れて香りを移すだけでもOKです
<材料>
- バラの花びら(600g)
- グラニュー糖(450g)
- レモン汁(大さじ1)
<作り方>
- バラの花びらを洗って水気を切り、鍋に入れて砂糖をまぶす
- 花びらが浸るくらいの水を加え、中火にかける
- 木べらで混ぜながら20~30分ほど煮てアクを取る
- 弱火にしてレモン汁を加え、とろみがつくまで煮詰める
- 耐熱ガラスの保存瓶を熱湯消毒する
- ジャムが熱いうちに詰めて蓋をし、瓶ごと鍋に入れる
- 鍋に湯を注ぎ、5~6分ほど加熱して消毒する
- トングで瓶を取り出し、逆さまにして冷ます
冷蔵庫で2~3か月ほど保存できます
●ローズシロップ
無農薬のバラで作ったシロップは、砂糖をまぶして時間をかけてエキスを浸出させたもの
ドリンクの風味付けなどに使えます

あるいはシロップをゼラチンで固めてゼリーにすることもできます
ゼラチンを水に浸けて溶かし、弱火で温めたシロップに加えて型に入れます
そして冷蔵庫で冷やし固めると出来上がり
<材料>
- バラの花びら(600g)
- グラニュー糖(600g)
- レモン汁(1個分)
<作り方>
- バラの花びらを洗ってザルに上げ、水気をきる
- 熱湯をかけて消毒したボウルに花びらを入れる
- グラニュー糖とレモン汁を加えて混ぜる
- ボウルに薄い布巾かガーゼをかけてゴムで止め、冷暗所に置く
- 一日一回は清潔な木べらで混ぜながら1週間ほどおく
- ザルにガーゼを敷いてボウルの上に置き、花びらを濾す
- 煮沸消毒した保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存する
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旬のフルーツ、クルミや栗といった木の実でも美味しくなります

イチゴ大福レシピの基本は、白玉粉で「生地」を作ること。あんこは市販のものを使っても構いません。さらには、あんこの種類、入れる果物を変えて、様々にアレンジできます。例えば、いんげん豆の白あん、えんどう豆のウグイスあんなどです。
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