家庭用の小型除雪機があれば雪国の暮らしは楽しい遊びでいっぱい。
スノーキャンドルを灯したり。

雪だるまや雪うさぎを作ったり。
雪でテーブルなども作れます。
除雪機があれば雪かきすら楽しい作業になります。
除雪機の選び方ポイント

除雪機を選ぶポイントは「積雪量」と「雪質」。
それによって必要なパワーが違ってくるからです。
長く使うことを考えると価格より「操作性」「除雪能力」で選ぶほうが得です。
まずは積雪量によって絞り込みます。
- 雪が多い地域なら「エンジン式」「ロータリー式」「自走式」
- 雪が少ない地域なら「電池式」「ローダー式」「手押し式」
湿った重い雪や、固く締った雪の場合は、パワフルな除雪機でなければ無理。
サラサラの新雪なら小型の除雪機でも充分です。
雪が固くならない早朝のうちなら、小型の除雪機でも使える場合があります。
雪が少ない地域におすすめ電動式の除雪機

エンジン式よりパワーは落ちるものの、電動式は手軽さが魅力。
電動式は音が静かなので、住宅地でも気兼ねなく使えます。
充電さえしておけば、すぐ使えます。
1回の充電で約1時間の除雪ができます。
新雪のうちに除雪するのであれば十分に使えます。
エンジン式と比べると横幅が広いため収納スペースが必要です。
コード式は屋外コンセントが必要で、延長コードが邪魔なのがデメリットです。
価格が安いのは「電動」の「手押し式」です。
手押し式は音が静かで操作が簡単なのもメリットです。
軽くてコンパクトなため玄関先に置いても邪魔にならず、小回りもききます。

雪が重いと押すのが大変なので、サラサラの新雪向きです。
積雪が多い地域向けの除雪機

積雪量が多い地域なら「除雪能力」が高いものが必要。
除雪能力は「動力」「除雪方式」「走行方式」で決まります。
最も除雪能力が高いのは「エンジン式」「ロータリー式」「自走式」です。
- エンジン式は、ガソリンが動力(パワフルで長時間でも使える)
- ロータリー式は、ブレードが回転して雪を吹き飛ばす除雪方式
- 自走式は、手押しする労力が要らない走行方式
充電や延長コードが不要なのが「エンジン式」のメリット。
ガソリンを入れる手間は要りますが、長時間でも使えるので広い場所向きです。

手押し式に比べると高価ですが、楽に除雪できるのが「自走式」。
湿った重たい雪の場合に適しています。
ローダー式の除雪機は回転ブラシで雪を飛ばす方式。
雪を押すタイプのローダー式は低燃費で音が静かです。
溶けかけた雪や重い雪でも除雪できるのがローダー式の良いところです。

積雪量が多い地域に最適なのが「エンジン・自走・ロータリー」の除雪機。
軽量・小型なので小回りが利きます。
女性でも操作しやすく、自走式なので除雪も楽々。
小型のため車に踏み固められた部分は、うまく除雪できません。
小型の除雪機は、凍った雪だと雪詰まりを起こしがちなので新雪向き。

早朝の雪がサラサラしているうちに除雪したほうがいいようです。
大きすぎては無駄ですし、小さすぎては使いものになりません。
邪魔になるだけならまだしも、使い物にならない除雪機は粗大ごみ。
チェックポイントは「動力」「除雪方式」「走行方式」の3点です。
除雪機の動力による違い
除雪機の動力は主に「電気」「エンジン」「ハイブリット」の3種類。
- パワーがあるのは「エンジン式」「ハイブリッド式」
- 小型で軽量なのは「電気式」「エンジン式」
- 低燃費なのが「ハイブリッド式」
積雪量が多くパワフルな除雪機が必要な場合は「エンジン式」が最適。
スタート時に紐を引くタイプとスイッチのタイプがあり、楽なのはスイッチ式の除雪機です。
燃料のガソリンは、別途に購入して補充する必要があります。
ハイブリッド式は、エンジンで除雪し、モーターで走行します。
燃料のガソリンを購入して補充する必要がありますが低燃費。
ハイブリッド式は大型なので広いスペースに適しています。
電気式の除雪機は、玄関前など「狭いスペース」で「短時間」の使用向き。
エンジン式と比べパワーは落ちますが、軽くてコンパクトです。
充電式は使用時間が限られ、コード式は屋外コンセントと延長コードが必要で、コードが邪魔。
ガソリン燃料を補充する手間は要りませんが、電気代がかかります。
除雪方式による違い
除雪方式には「ローダー式」と「ロータリー式」の2種類があります。
- 雪が少なく、狭い場所で使うなら「ローダー式」
- 雪が多く、広い場所で使うなら「ロータリー式」
ローダー式は、ブレードで雪を押して進む除雪機。
小型で手軽に使え、小回りが利くので狭い場所に向いています。
積雪が30cmを超えると押しにくくなるため、雪が少ない地域向きです。
ロータリー式は、ブレードが回転して雪を吹き飛ばす除雪機。
大型で操作が大変ですが、深雪でも除雪できるので雪が多い地域向きです。
走行方式による違い
除雪機の走行方式「自走式」「手押し」による違いは「操作性」。
- 安価で軽量コンパクトなのは「手押し式」
- 高価で重いけれど操作が楽でパワフルなのは「自走式」
女性や高齢者が使うなら、軽くて小さな手押し式が楽です。
自走式と比べると除雪能力は劣りますが、価格の安さが魅力です。
自走式の除雪機は、パワフルで楽に除雪できます。
巻き込み事故の危険性があるため、取り扱いには注意が必要。
回転するロータリー式より押し進めるローダー式のほうが価格は安めです。
その他のチェックポイント

誰が使うかによっても選び方ポイントが違います。
- 女性や高齢者が使うなら、軽さや操作しやすさが大事
- 部品の交換やメンテナンスを自分でできるかどうか
使う場所や保管場所によるチェックポイントもあります。
- 広い場所を除雪するなら大きな除雪機が必要
- 狭い場所なら小回りが利く小さい除雪機が便利
- 盗まれないよう鍵付きの車庫に保管する
- ロータリー式の場合、雪を吹き飛ばす飛ばせるスペースも必要
- 住宅が密集している地域なら、音の大きさもチェック
除雪機のメーカーや販売店では「盗難保険」をつけているところもあります。
高価なものなので、盗む人もいるんですね。
吹き飛ばした雪が隣の家の敷地に入ってしまうとトラブルになりかねません。
【除雪機メーカー別の特徴】
国産で家庭用の除雪機を作っているメーカーは「ホンダ」か「ヤマハ」が人気。
赤いホンダ、青いヤマハ、というのがイメージカラーになっています。
国内シェアのトップがホンダで、60%くらいを占めています。
主力商品は「ハイブリッド」の除雪機。
性能も機能も優れているので使いやすいと評判です。
国内シェア2位がヤマハ。
豪雪地帯に最適なパワフルな除雪機のラインナップが充実。
耐久性があって長く使え、購入後のサポートも優れているという評判です。
国産でも価格が低めなのが「ハイガー社」です。
ハイガー産業株式会社は群馬県に本社がある機器メーカー。
製品は中国の工場で作られていますが、日本国内に修理・販売店があります。
国産の除雪機が安心なのは、修理や部品交換しやすい点。
長く使っているうちには不具合も出てくるからです。
国産の除雪機は値段が高めですが、アフターサービスを考えると結局は得です。
海外製品は、修理や部品交換が必要な時すぐ手に入らないのがデメリット。
外国から部品を取り寄せるには時間がかかり、その間は使えません。
【修理や消耗品の購入しやすさをチェック】
海外製品の場合は特に、修理代理店があるかどうかは要チェック。
部品の購入ができるのかどうかも大事です。
国産だとしても、近くに修理代理店がないと送料などかかります。
例えば「発送7日以内の不良品は新品交換」「1年保証付き」。
でも修理や部品交換が必要になるのは数年後のこと。
その時に、すぐ修理に出せるのか、部品を購入できるのかが大事です。
ある程度は自分で修理できるなら、ネットで部品を取り寄せられれば大丈夫。
修理を依頼するなら、近くに代理店があるほうが安心です。
一冬ずっと、何年も使うので、アフターサービスが重要になります。
除雪機に必要なメンテナンス
除雪機は、最低限のメンテナンスだけでもしておくと長く使えます。
- ブレードや金属の部分に油を差しておく
- 金属部分には錆止めをスプレーしておく
- ガソリン式の場合は2年に一度くらいはオイル交換をする
- シーズンオフにはガソリンを抜いておく
- 電池式の場合はシーズンオフにバッテリーを外しておく
油は自転車のチェーン用でOK
錆止めの効果もあります。
除雪機は毎年ずっと使います。
高価なので、そうそう買い替えするものでもありません。
しっかりメンテナンスをして長持ちさせたいものです。
あると便利な道具でも、いつも使うわけじゃありません。
「 ご近所レンタル」では使っていない時にレンタルして収入を得ることができます。
また使う物なら売ってしまわずにレンタルしてみてはいかがでしょうか。


不要になれば販売することもできます。
買う前にレンタルで試してみてもいいかもしれません。










