パンケーキを美味しく作るコツは「火加減」「材料の分量と混ぜ方」「焼き時間」の3つ
3つのバランスが良くないと、綺麗な焼き色が付かず、おいしく焼けません
例えば火が強すぎては焦げてしまい、弱すぎては中まで火が通りません
粉類と液体の分量も大事で、柔らかすぎると膨らみません
そして片面ずつの焼き時間によっても、焼き色や火の通り具合が異なります
パンケーキを焼く道具

フライパンは、焦げ付きにくいテフロン加工が適しています
そのため、ひっくり返す時には、シリコン製などの柔らかなフライ返しが必要です
鉄のフライパンを使う場合は、よく熱してから油を敷きます
そして濡れ布巾で冷ますことによって、油を染み込ませます
焼いている途中でも、濡れ布巾で冷ましながら、温度調整が必要です
IHヒーターやホットプレートを使うと、均一で綺麗な焼き色が付きます
ガスコンロを使う場合は、火加減に注意が必要です
そのため濡れ布巾を用意して、フライパンを冷ましながら焼きます
油を均一に敷くためのペーパータオルや油敷きも欠かせません
パンケーキの材料と混ぜ方

パンケーキの材料は「薄力粉」「ベーキングパウダー」「砂糖」「卵」「牛乳」
少し硬めの生地にすると、ふっくら膨らみます
- 薄力粉(100g)
- 砂糖(30g)
- ベーキングパウダー(12g:小さじ1)
- 卵(1個:約100g)
- 牛乳(100㏄)
- サラダ油(10g:大さじ1)
クレープの場合は液体の量を増やしてベーキングパウダーは入れません
- 薄力粉(100g)
- 砂糖(大さじ1)
- 牛乳(1カップ:200ml)
- 卵(1個:100g)
粉類と液体類は、別々に混ぜてから、合わせて混ぜます
そして卵も牛乳も、室温に戻しておくことがポイントです
卵のサイズによって、牛乳の分量を調整します
例えば卵が大きめだったら、牛乳の量を減らして、合わせて200gにします
卵は白身が完全に液状になるまで、切るようにして混ぜるのがコツです
粉と液体を混ぜすぎると膨らみにくくなるので、ざっくり粉っぽくない程度に混ぜ合わせます
お玉ですくってみて、もったり流れ落ちるくらいの固さならOKです
パンケーキの焼き方

まず「油は薄く」敷いて「ごく弱火」で焼くのがコツです
フライパンを強火で熱して油を敷いたら、濡れ布巾で冷ますと油がフライパンに浸み込みます
油が多ければティッシュで拭き取り、フライパンの表面に油が浮いていない状態にします
冷ましたフライパンを弱めの中火に乗せ、お玉ですくった生地を中央に入れます
30秒ほど焼いたら一度、濡れ布巾に上げてフライパンを冷まします
そして極々弱火で1分半~2分ほど焼きます
生地の表面に気泡が出て弾けてしまうと、膨らみません

そのため途中でフライパンを濡れ布巾に乗せて、冷ましながら焼きます
「生地の周辺が固まりだしたら」フライ返しに生地全体を乗せてからひっくり返します
すると全体が、ふわっと膨らんでくるはずです
ひっくり返したら、同様に30秒ほど焼いてから布巾に乗せてフライパンを冷まします
それから1分30秒ほど焼き、フォークで端を持ち上げてみます
裏面も、きれいな焼き色になっていたら皿に出します
2枚目も同様に、フライパンに油を敷いて、濡れ布巾で冷ましてから生地を焼いていきます
お玉ですくう分量を決めておくと、同じ大きさのパンケーキが焼きあがります
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