除雪機のガソリンとディーゼルどちらを選ぶか

エンジン式の除雪機でも、ガソリンとディーゼル、どっちを選ぶか迷うところです

例えば豪雪地帯では、ディーゼルの除雪機が良いと言われます

なぜなら、ガソリンではなく軽油を使うため、燃料代がかからないためです

とはいえ一般家庭なら、燃料代を気にするほど使うわけではありません

ですから、ディーゼルを選ぶかどうかの判断基準は、費用面よりも環境面です

除雪機はガソリンかディーゼルか

ディーゼルエンジンで使うのは、ガソリンより安い軽油です

燃料費がかからないため、長距離トラックやバスに使われています

馬力や耐久性といった点で優れていますが、音がうるさい、排気ガスが出るなどのデメリットもあります

	ガソリン	ディーゼル
馬力	〇	◎
トラブル	〇	◎
耐久性	〇	◎
燃料費	〇	◎
本体価格	〇	△
メンテナンス	〇	△
本体サイズ	〇	△
排気ガス	〇	△

雪深い山間の民家といった場所では、家庭用でもディーゼルの除雪機が適しています

なぜなら、騒音や排気ガスも、民家の少ない地域なら、あまり気にせず使えるからです

そのためディーゼル除雪機は、メンテナンスしながら、長く使うのには適しています

【ディーゼル除雪機のメリット】

ディーゼルエンジンのメリット

• 馬力がある
• トラブルが少ない
• 耐久性がある
• 燃料費が安い

回転力が高く、馬力があるのが、ディーゼル除雪機

そのため、豪雪地帯での固く締まった大量の雪や、屋根からの落雪も砕くことができます

回転数が大きいため、加速性能に優れ、坂道でもパワフルに走行できるのがディーゼルエンジンです

トラブルが少なく、耐久性に優れ、丈夫で長持ちする点も、ディーゼルの良さです

燃料費が安いのは、ガソリンより軽油のほうが安価なため

さらにディーゼルエンジンは、燃費が良く、長時間の作業に適しています

なぜなら自然発火させるので、少ない燃料で、大きなエネルギーを発生させるからです

【ディーゼル除雪機のデメリット】

• 本体価格が高め
• 頻繁なメンテナンスが必要
• 本体が大きく重たい
• 排気ガスで空気を汚染する

本体価格は、ガソリンエンジンの除雪機より高め傾向です

燃焼時にススが発生して溜まるので、頻繁にメンテナンスする必要があります

ディーゼルエンジンは排気ガスの問題もあるため、民家の多い住宅地用ではありません

ガソリン車に比ると、オイル交換のスパンが短いため、オイル代がかかります

本体が大きく、重たいため、操作しにくい点もデメリットです

除雪機ガソリンとディーゼルの違い

ガソリンより値段の安い「軽油」で動くのがディーゼルエンジンです

例えばガソリンは、30℃から180℃までで蒸発するため、常温でもよく燃焼します

そのためガソリンエンジンは、プラグの火花によって着火します

それに対して軽油は、240℃から350℃までの高温度で蒸発して燃焼する燃料です

そのためディーゼルエンジンは、燃料の自然発火で着火します

【ガソリンエンジンのメリット】

低温でもエンジンがかかりやすいガソリンエンジンは、簡単に始動できることがメリットです

そしてガソリン除雪機は、ディーゼル除雪機と比べると本体が小さいので、楽に操作できます

そのため玄関前や、小さな駐車場での作業に向いています

【ガソリンエンジンのデメリット】

ガソリンエンジンには電気系統もあるため、キャブレターが詰まるなどトラブルが発生することがあります

そのため定期的なメンテナンスが欠かせません

【ディーゼル除雪機を選ぶと良いケースとは】

民家の少ない田舎で、雪が多く、除雪機の扱いに慣れているなら、ディーゼル除雪機が最適です

本体が大きく重たいだけに、操作はしにくいですが、パワフルに除雪してくれます

ススを取るなどのメンテナンスが必要ですが、故障が少なく、長く使えるのがディーゼル除雪機です

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逆に周囲に民家が多い場所では、音や排気ガスが気になります

さほど広い場所でなければ、ガソリンエンジンでも十分なはずです

安心できるのは、アフターサービスも充実している国産です

人気メーカーや機種なら、下取りや買取りに出すこともできます

温かな室内で、窓からスノーキャンドルを眺めるのは、雪国ならではの楽しみです