【ベランダ】プチ改装で夏の室内を涼しくする

夏のベランダが熱くなるのは、直射日光が当たる「手すり」「床」と

熱風が吹き出るエアコンの「室外機」

市販のカバー類を使うのが簡単ですが、手作りすればピッタリサイズにできます

広い範囲を日陰にするなら、全体を覆う「日除け」を掛けるのが簡単です


ベランダ手すりのプチ改装

ベランダで菜園

ベランダ手すりは「柵」より「壁」の方が涼しくなります。

壁によって日陰が作られるからです。

掃き出し窓を開けた時には、風の通り道が2か所になります。

上半分から室内の熱気が外へ流れ出て、下半分から涼しい空気が室内に入ります。

自然と空気の循環が起きるため、室温も湿度も下がります。

熱を伝えにくい「木」の板で覆うことで熱さが軽減されます

市販のカバー類を使うのが簡単ですが、板を切ってピッタリサイズに手作りも可能です

屋外では板が腐食しやすいので、塗料を塗っておくと長持ちします

白いペンキを塗ると明るく広々とした雰囲気になりますし

オイルステインを塗れば木目を生かしたナチュラルな雰囲気です


ベランダの柵に「木製トレリス」をワイヤーや紐で縛り付けるだけなら簡単に設置できます

脚付きのラティスなら置くだけです

プランターボックスもついたトレリスなら安定感があり、すぐに花を植えられます



ベランダ床のプチ改装

コンクリートは熱を溜め込みやすいので

ベランダの床を屋外用ペンキで白く塗るだけでも光を反射して暑さを和らげる効果があります

ペンキ塗りできない賃貸の場合なら、ウッドタイルなどで覆うと涼しくなります

木は温度を伝えにくい素材なので、夏の暑さ冬の寒さから鉢植えを保護してくれます

すのこ状の板を鉢植えの下に敷くだけでもOKです

ウッドタイル

ベランダ用ウッドタイルの裏面にはプラスチックが付いているので

雨などで濡れても木が腐ったりする心配はありません



天然木のウッドタイルの場合は、だんだんと色褪せてきます

ですが自然な色合いや、均一ではないところが天然木の良さでもあります

すのこなども、劣化してきたら塗装し直すことが可能です

すのこやウッドタイルはノコギリで切れるので、ベランダにピッタリ敷き詰められます

けれど足りない部分だけ砂利を敷けば切る手間が要りません

ベランダ全体に砂利を敷き詰めると耐荷重をオーバーしてしまう恐れがありますが

部分的に、軽い砂利を敷く程度なら大丈夫です

砂利は水はけが良いというメリットもあります

ただし排水溝に詰まらないよう注意が必要です

小さな砂利が詰まると水が流れなくなってベランダが水浸しになってしまいます

上下階にも迷惑がかかるので、排水溝部分には板などで仕切りを作って砂利が詰まらない工夫も必要です

ベランダに寝そべる犬

ベランダでペットを遊ばせるなら「樹脂製」のウッドタイルのほうが適しています

つるっとしているので、オシッコなどで汚れても掃除が楽だからです

ささくれ立ったり、割れたり、といった心配もありません

天然木とは違って色褪せませんし、木目のほかグレーや黒などモダンな色などバリエーションも豊富です

人工芝も子供やペットの遊び場には最適です

人工芝を敷いたベランダ

色褪せないグリーンが目に優しく、夏の暑さや冬の寒さを防いでくれます

床からの照り返しを防ぐので、鉢植えにとっても良い環境になります

人工芝なら10枚入り0.4㎏と軽いので、ベランダに敷きつめても耐荷重の心配はありません

軽いと敷くのも楽です



暗くなりがちな日陰のベランダなら、白っぽいベランダタイルを敷くと明るい雰囲気になります

タイルを敷いたベランダ

ベランダタイルは、表面がザラザラしているほうが雨が降っても滑りにくく安心です



エアコン室外機の日除け

エアコン室外機

ベランダが暑くなりがちなのは「エアコン室外機」の送風口です

もし室外機を移動できるなら、壁から離したほうが省エネになります

風通しを良くするだけで消費電力が20%も下がるそうです

エアコンの室外機が熱くなっていても冷房効率がグッと下がります

室外機に「日除け」をして温度が上がらないようにすると省エネです

殺風景な室外機もカバーを掛けることで見た目が良くなり、冷房効率も上がります

カバーは熱がこもらない「不織布」や「スノコ状の木製」が最適です

木製の室外機カバーなら、上に鉢植えなどを置けます。

通風孔を塞がないよう、上部と側面だけの棚を手作りするなら簡単

両サイドと天板、前面に細い板を1枚あれば両サイドの板を固定できます

サンシェードでの日除け

ベランダのサンシェード

UVカット機能も付いた布製サンシェードは、日除けにぴったりです

撥水加工がされていて少々の雨なら防げるので、梅雨時でもベランダに洗濯物を干せます

布製なので汚れたら洗濯できます

天然素材の日除けも涼し気です

天然素材の日除け

日当たりが良すぎるベランダならソーラーパネルで日陰を作れば電気代の節約にもなって一石二鳥

窓から入り込む日差しや熱気を遮断するには「窓の外」の遮光が効果的です。

室内側をカーテンやブラインドで覆っても、外が暑いと熱気を溜め込んでしまいます。

ですから「すだれ」なども窓の外に掛けるほうが涼しくなります。

ベランダに熱を溜め込まない工夫も大事です。

特にマンションのベランダでは、コンクリートや金属など熱を溜め込みやすい素材が使われています。

アウトドアや防災に活躍!【ポータブル電源】



鉢植えの植物で作る日陰

板で覆ってあれば、フックを付けて、オシャレな小物やハンギングバスケットを掛けることができます

プランターなどは、必ずベランダの内側に掛け、落下しないよう固定することが大事です

外側に掛けると土埃が飛び散ったりして近隣の迷惑になります

風が強い高層階のマンションでは、落下すると怪我をする危険もあるので特に注意が必要です

南国植物は暑さに強く、葉が大きなものなら日陰を作るのに最適

ベランダの鉢植え

寒冷地でなければ、寒さに強い観葉植物を選んで冬も出しっぱなしにしておけます

例えば「ユッカ」「シュロ竹」などは寒さに強い観葉植物です

「ガジュマル」「ベンガレンシス」「ゴムの木」も比較的、寒さには強いほうです



ベランダ手すりに「すだれ」を立てかけるだけでも日陰にできます

「つる植物」を這わせたりすると、さらに日差しが遮られます

グリーンカーテン

プランターを押さえにして、グリーンカーテンにすると万全

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「朝顔」「ゴーヤ」「キューリ」「ヘチマ」といった蔓植物が日差しを和らげます

朝顔など軽い花なら紐でも十分ですが

実がついて重たくなるキューリやゴーヤの場合は丈夫な支柱が必要です

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マンションでベランダ改装する時の注意点

ベランダのオアシス

マンションのベランダは「避難経路」でもあります

物を置きすぎたり、避難場所を塞いだりすると、災害時に逃げることができません

ベランダの「耐荷重」にも注意が必要です

ベランダに置く物の総重量は1平方メートル当たり60㎏くらいが平均的な耐荷重なので

あまり重たいものは置けません

建築基準法では、1か所に物を置く物の最大重量を1平方メートル当たり180㎏と規定しています

 

例えばレンガ1個の重さは約2.4㎏で

1平方メートルに敷きつめるには48個くらい必要なので、115㎏にもなります

そこに体重50㎏の人が立てば165㎏

椅子やテーブル、プランターを置くと180㎏を軽くオーバーしてしまいます

ですからベランダにレンガや敷石などは適しません

プラスチック製のレンガ風タイル、ウッドタイル、ベランダタイルなど

ベランダ用の軽い素材を選ぶ必要があります

マンションのベランダで鉢植えを育てる場合には、近隣への配慮も必要

思いがけず迷惑をかけていることもあります

マンションでの鉢植え栽培 水や風に注意し 避難経路を確保する

【ベランダ】ガーデニングで迷惑かけない配慮

マンションのベランダガーデニングでの注意点は、主に「水」「ゴミ」「虫」。風に飛ばされて近隣のベランダを汚す原因となるからです。近隣への配慮は、植物にとっても良い環境を作ります。

ベランダをDIYでプチ改装してテーブルと椅子を置けば、アウトドアリビングとして使えます

お茶やコーヒーを飲んだり、ペットや子供の遊び場にしたり

鉢植えでベランダガーデニングや家庭菜園を楽しんだり

室内からの景観も良くなります


当ブログの記事を整理してアマゾンKindleの電子書籍と紙の書籍で出版しています

鉢植えでベランダガーデン

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