洋服作りに必要な道具とは「型紙」「ハサミ」「ミシン」「アイロン」
他にも「まち針」「しつけ糸」「メジャー」「定規」といった細々した道具もあります
家にある文房具で代用できますが、専用の物を使ったほうが効率的です
最初は、最低限の必要な道具さえあれば、洋服作りを始められます
洋服作りに必要な道具

洋服作りに、最低限でも必要な道具は、次の7つ
- 型紙
- チャコペン
- ハサミ
- まち針
- アイロン
- ミシン
- 手縫い針
ミシンがなくとも、手縫いで縫うことは可能です
とはいえ手間ひまがかかる割に、仕上がりはいまいち
ハサミも、紙切り用ではなく、裁断用のほうが綺麗に布を切れます
【洋服作りの型紙】
洋服の型紙は、市販のものが色々と売られています
裁縫雑誌などに付いている型紙を使うこともできます
それを書き写した「ハトロン紙」を切り抜いて使います

洋服作りの練習用にピッタリなのが、シンプルなノースリーブ
ひとつの型紙から、ブラウスとワンピースが作れます

パジャマも、練習には最適です
慣れたら着丈を変えて、シャツやワンピースにすることもできます

【チャコペン】
型紙を布に置いて、外周をなぞって描き写す時に使うのが「チャコペン」です

柔らかくて布に描きやすく、洗うと簡単に線が消えます
色鉛筆などでも代用できますが、布に線が残ったり、汚れたりします
【洋服作りのハサミ】
布を切るための専用ハサミが「裁ちばさみ」です
布切りハサミは布専用にして、他のものを切らないようにすると切れ味が落ちません

左利きの人は左利き用のハサミを使うとストレスなく裁断できます

【まち針】
「まち針」は、布を重ねて縫う時に、ずれないよう止めておく針
頭の部分が平らなほうが、ミシン縫いする時じゃまになりません
あるいは「しつけ糸」で仮縫いすると、着てみてサイズ補正などできます

【アイロン】

洋服作りの時には、頻繁にアイロンを使います
そのためアイロン専用の台があると便利です
【洋服作りのミシン】
洋服作りをするためのミシンに必要な機能が「ボタンホール縫い」です
そのためミシンを購入する際には、付属品をチェックする必要があります

安いミシンには、ボタンホール用の押さえ金具が付いていないことが、よくあります
他の小物は市販のものでも間に合いますが、押しさえ足は、そのミシン用しか使えません
電源のオンオフ切り替えは、フットペダル式がおすすめ
手元のスイッチ式だと、いちいち布から手を離すことになるからです
大きなものを縫う時は、両手で布を押さえているほうが、ゆがみません
ミシン販売専門店 なら、様々な機種を比較検討して選べます


【手縫い糸】
「ボタン付け」などに使うのが手縫い糸と針
ミシン糸で手縫いすると糸が絡まりやすくなります
それはミシン用と手縫い用では糸を撚る方向が逆だからです
手縫い用の糸は2種類あります
- 筒に巻かれているのが「スパン手縫い糸」
- 平たい厚紙に巻かれているのが「絹糸」「穴糸」
筒状の「スパン手縫い糸」は、なめらかに縫え、丈夫で、色の種類も豊富
特にポリエステル糸は、細いので薄い生地にも使えます

厚紙に巻かれた「絹糸」は、光沢が綺麗

縁かがりやボタンホールなど、縫い目が表に出る部分に使います

ボタンを付ける場合に適しているのが、太く丈夫な「穴糸」です
スーツやコートなど、厚手の生地で、ボタンの開け閉めを頻繁にする衣類に使います

【手縫い用の針】
日本で古来から使われていた「和針」は糸を通す穴が丸いのに対し、メリケン針は楕円形
一般的に売られている手縫い用の針は、アメリカから導入された「メリケン針」です
糸通しの穴が小さく丸い和針は「縫い目が目立たない」のがメリットです
いっぽう、楕円形のメリケン針は「糸を通しやすい」というメリットがあります
サイズは4~9番があり、番号が大きいほど細い針です
薄い布地には、細い針を使うと縫い目が目立たず、綺麗に仕上がります
ウールやデニムなど、厚手の生地を縫う時には、太い針で
針が細いと、折れたり曲がったりしてしまいます
長短セットでケース入りの針なら収納しやすく、パッと開いて選びやすいので便利です

針に糸を通すときに、あると絶対に便利なのが「糸通し」
糸がスッと通せるので、イライラせずに済みます

型紙、チャコペン、ハサミ、まち針、アイロン、ミシン、手縫い針があれば、洋服作りが始められます
洋服作りにあると便利な道具

あると便利なのが、方眼定規、アイロンうま、糸切りハサミ、トルソー、ロックミシン
作業がしやすくなり、仕上がりも良くなります
【方眼定規】
方眼定規は、長さと幅の線が付いている透明の定規
同じ幅で線を引きたい「縫いしろ」部分を描く時に便利です
折りたい幅の、ラインに合わせてアイロンをかけられる定規も、非常に便利です
【アイロンうま】
洋服の「袖」や「ズボン」など、筒状の部分にアイロンをかけやすいのが「アイロンうま」
普段のアイロンがけでも使えるので、洋裁を始める時に買っておくと重宝します

脚付きのアイロン台があると、ミシン台の横に置いて、作業台としても使えて便利

【糸切はさみ】
糸を切る時に使いやすいのが「糸切はさみ」
小さくて持ちやすく、邪魔になりません

縫い間違った時に、糸をほどくために使うのが「リッパー」

とがった先端を糸の下に通し、V字部分についた刃で糸を切ります
古い着物や洋服をほどいてリメイクする時などにも使えます
糸を引き抜く時には「ピンセット」が便利です
【トルソー】
洋服の仮縫いに使うのが人型のトルソー

ハンドメイドの洋服を、フリマなどのサイトに出品する時の撮影にも使えます
【ロックミシン】
布の切り端を綺麗にかがり縫いできるのが「ロックミシン」

普通のミシンでジグザグ縫いするより、グッと本格的な仕上がりになります
洋裁に慣れて、頻繁に服作りをするなら、欲しくなるはず
ニットやジャージー素材など、伸縮性のある生地を縫う時にも、綺麗に縫えます

ロックミシンはミシン販売専門店 で選ぶのがオススメ
初心者用の安価な機種から、本格的なものまで揃っています
保証期間が3年と長いので、故障した場合も安心です


洋服作りの工程は3つ
基本を覚えると、どんどん応用できるようになります

初めて服を作るのなら、シンプルなデザインから。例えば、直線縫いで作れる、ウエストゴムの「スカート」。次は「丸首」「ノースリーブ」のシャツやワンピース。それから「襟付き」「袖付き」「パンツ」とバリエーションを増やしていきます。










