洋服を縫うためのミシンなら、付属品なども要チェック
必要な部品が付いていないミシンも、あるからです
例えば、ボタンホール縫いができないと、着やすい洋服は作れません
いくつものボタンホールを手縫いするのは大変です
小さくて軽いコンパクトミシンも、洋服を縫うのには適していません
洋服を縫うのに適さないミシン

小さくて軽いコンパクトミシンは、ベビー服や小物くらいしか縫えません
大きな生地を縫う時には、ある程度の大きさと重さがないと、動いてしまうからです
出し入れしやすいので、サッと出して、ちょっと縫うのには適しています
試しに買ってみたのが、安いポータブルミシン
薄手の生地で、ノースリーブのブラウスを作るくらいならできました

ところが大きな生地を縫おうとすると、ミシンが安定しません
フットペダルも小さいので、あちこち動いてしまいます
ボタンホール縫いの機能はありましたが、押さえ金具は付属していませんでした
そして残念なことに、1年ほどで動かなくなり、捨ててしまいました
全くの初心者で、練習用に使ってみる、という程度なら良いかもしれません
以前に使っていたミシンも、高価なものではありません
3~4万円程度だったと思いますが、洋服を縫うことができ、10年以上は使えました
少し重いことがデメリットだと感じていましたが、安定感はありました
洋服を縫うミシンは、出し入れせず、専用スペースを用意したほうが良いと思います
洋服を縫う時に必要なミシンの機能

「ボタンホール縫い」と「フットペダル」が洋服を縫う時に必要な機能です
ミシンの電源をオンオフする時には、足でフットペダルを踏んだり離したりします
ところが手元で電源を入れるタイプだと、いちいち布から手を離さなければいけません
袖付けなどの曲線を縫う時には、非常に不便です
ボタンホールを縫う時は、ボタン専用の押しさえ足がないと綺麗に縫えません
安いミシンには付いていないことが多いので、注意が必要です
ボビンや糸通しなどは買い足しても使えますが、押しさえ足は機種が違うと合わないことがあります
あると便利なのが、布を広げて縫えるワイドテーブルです

本体の重量は5.8㎏で、2.14㎏のポータブルミシンの約3倍
ですが、これくらいの重量がないと、安定して縫えないはずです
【家庭用ミシンの3種類】
家庭用ミシンには3種類あります
- 家庭用(多機能)ミシン
- 職業用ミシン
- ロックミシン
多機能ミシンは、直線縫いの他、ジグザグ縫いや模様縫い機能が付いた、一般的なミシンです
職業用ミシンは「直線縫い」しかできませんが、縫い目が綺麗に縫えます
縫い代を既製品のように仕上げたい場合に使うのが、ロックミシンです
ロックミシンでは、伸縮素材も縫えるため、使う素材のバリエーションが広がります
例えば「袖口にゴムを縫い付ける」場合などです
他には「パイピング」など特殊な飾り縫いもできます
洋服を縫うなら、ミシン販売専門店 がオススメです
5年の保証があり、修理もしてくれます
【ミシン縫い用の針】
洋服を縫う場合には、ミシン針と糸の太さにも注意が必要です
生地の厚さに応じた針と糸を使わないと、
布が引きつれたり、針が折れたり、糸がからみやすくなります
ミシン針と糸は、太さによって号数が表示されています
針は細いほど号数が小さく、糸は逆に細いほど大きな番号です
●薄い生地を縫う場合
ガーゼ、ジョーゼット、リネンボイルワッシャー、ローン、オーガンジー
- 「9号」くらいのミシン針
- 「90番」くらいのポリエステル糸
縫い目が歪みやすく、引きつりやすい生地です
そのため「しつけ糸」で縫い合わせておいたほうが失敗しません
●普通の生地を縫う場合
綿ブロード地、シーチング、ダンガリーなど、ワイシャツやブラウス程度の厚さ生地
- 「11号」くらいのミシン針
- 「60番」くらいのポリエステル糸
縫いやすい厚さなので、マチバリで止めただけでもスムーズに作業できます
●厚手の生地を縫う場合
ジーンズ、キルト、麻、厚手のウール、帆布
- 「14号」くらいのミシン針
- 「30番」くらいのポリエステル糸
ジーンズの裾上げステッチをする場合は、さらに太いジーンズ用の糸を使います
ミシンを購入する際、付属している針が多いほうが、色んな生地を縫えます
最初は2~3万円くらいの家庭用ミシンでもいいかもしれません
それでも保証期間が長く、修理も依頼できる専門店が安心です


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