掛け布団カバーをリネン生地で作ったら、とても快適
夏はサラサラして肌触りが良いですし、冬は寒いわけでもありません
市販のカバーのような長いファスナーを付けなければ簡単に作れます
なぜなら袋状に縫って、足元をボタン留めにすればいいからです
そして内側に、布団と固定するためのヒモを付けておくとズレません
掛け布団カバーの作り方
例えば、幅160cmの生地だと、幅150cmの掛け布団カバーには少し大きすぎます
ですが幅を合わせるために布を切る必要はありません
袋状に縫ってから、左右を直線縫いすればいいからです
そうすると布団より一回り大きな掛け布団カバーになり、左右に垂れ下がる部分が増えます
【掛け布団カバーの布を用意】
例えば、シングルサイズ(幅150×長さ210cm)の掛け布団カバーを作る場合
販売されているのは1メートル単位なので、幅160cmの生地5mを購入する必要があります
とはいえ掛け布団カバーとして使うのは長さ420cmプラス縫い代5cm
ですから、まず布を425cm長さに切ります
すると70cmくらい余るので、枕カバーも作れます
【布を袋状に直線縫い】
まずは、425cm長さに切った布を二つ折りします
そして両端から1cmくらい内側を直線縫いして袋状にします
次に袋を裏返し、縫った部分にアイロンをかけます
そして袋の口の部分は、三つ折りしてアイロンをかけてから直線縫い
さらに左右4cm内側を直線縫いしたら、幅150cmの掛け布団カバーになります
【ボタンを付ける】
開いている口の部分から布団を入れるので、そこにボタンを付けます
ボタンホールを縫うのは面倒ですが、スナップボタンなら簡単です
あるいは共布で作ったリボンを縫い付けて、縛って閉める形でも可愛くなります
そうしたら再びひっくり返し、内側に細いリボンを縫い付けておくと、布団に固定できます
リボンを20~30cm長さに切って、真ん中部分で掛け布団カバーに縫い付ければOK
見えない部分なので、100円ショップに売っているリボンで十分です
【掛け布団カバーの取り付け方】
取り付ける時は、カバーを裏返して布団に乗せ、固定用のヒモを結びます
そしてカバーの中に手を入れて、布団とカバーを一緒に持ち、ひっくり返します
これはドイツで暮らしていた方に教えてもらった方法です
掛け布団カバーのサイズ
市販の掛布団は、だいたい同じ大きさに統一されています
- シングル:幅136~150cm×長さ180~230cm(通常150×210cm)
- セミダブル:幅150~170cm×長さ190~230cm(通常170×210cm)
- ダブル:幅170~190cm×長さ190~230cm(通常190×210cm)
- クイーン:幅190~210cm×長さ190~230cm(通常210×210cm)
- キング:幅210~230cm×長さ190~230cm(通常230×210cm)
とはいえ念のためサイズを測っておくと確実です
【シングルサイズの掛け布団カバー】
例えばシングルサイズなら、160cm幅の生地を370~470cmくらい買えば作れます
高価なリネンでも、生地なら4,000~5,000円です
【セミダブルの掛け布団カバー】
セミダブルや小さめダブルなら、180cm幅の生地で作れます
天竺木綿は安いのが魅力
天竺木綿とは、太番手の糸を、縦横同じ密度で織った平織の生地のこと
しっかりしているので、布団カバーやシーツには最適です
【ダブル以上の掛け布団カバー】
228cm幅の生地なら、クイーンサイズ、キングサイズでも作れます
お気に入りのリネン生地ショップがこちら↓
価格:
2,365円
感想:167件 |
幅220cmのリネンを扱っているショップは、あまりありません
掛け布団カバーと同布で作るフラットシーツ
フラットシーツなら直線縫いするだけで作れます
マットレスのサイズは、一般的に長さ200cm
幅はシングル(90cm)セミダブル(120cm)ダブル(140cm)クイーン(160cm)キング(180cm)
マットレスに折り込む分を含めると、周囲50~60cmほど大きなサイズの生地が必要です
【フラットシーツのサイズ】
市販のフラットシーツのサイズは以下の通り
- シングル:幅140~150cm×長さ230~300cm(通常150×250cm)
- セミダブル:幅150~170cm×長さ250~300cm(通常170cm×250cm)
- ダブル:幅170~190cm×長さ250~300cm(通常190cm×250cm)
- クイーン:幅190~210cm×長さ250~300cm(通常210cm×250cm)
- キング:幅210~290cm×長さ250~300cm(通常230cm×250cm)
掛け布団カバーと同じ生地を、まとめて購入すると無駄なく使えます
掛け布団カバーの長さ210cm×2と、フラットシーツの長さ250cmを合わせると670cm
例えばシングルの掛け布団カバーとフラットシーツなら、幅160cmの生地7メートルです
枕カバーのサイズは、市販のものだと43×63cm
生地を多めに8メートル購入するか、シーツを少し短くすれば作れます
【フラットシーツの敷き方】
ホテルのように、きっちりマットレスに折り込まなくても大丈夫です
頭の部分だけマットレスで抑えておけば、起きたときに足元を整えるだけ
ベッドメイクも、慣れると簡単にできるようになります
1.まずマットレスを少しずらして頭の部分のシーツをマットレスの下に折り込む
2.マットレスを定位置まで押し戻すと、シーツが固定されます
3.左右に垂れている部分をマットレスの角に合わせて折り、マットレスの下に折り込む
4.足元のシーツをマットレスの角に合わせて折り、マットレスの下に折り込む
ボックスシーツは手軽に掛けられますが、収納する時に畳むのが面倒
その点フラットシーツなら、スッキリ畳めるので、棚や引き出しに収納しやすく、かさばりません
しかも洗って干すのも簡単ですし、早く乾きます
刺繍でもっと素敵に
清潔感のある白が気持ちいいベッドリネン
さらに白糸刺繍を施すと、上品で高級感があります
白糸刺繍の魅力は、糸の厚みによって現れる綺麗な陰影です。白い布に白い糸で刺繍するので、一見すると無地のように見えます。ところが光が当たると刺繍が陰影となって模様を浮かび上がります。例えばキルトのようなブティ、レースのようなカットワークやドロンワーク。上品で高級感があり、白の清潔感が際立つ刺繍です。
刺繡には、布を補強したり、補修したり、実用的な役割もあります
ほつれた椅子カバー、穴が開いた衣類は、ダーニングで簡単に修復できます。刺繍で繕う「ダーニング」は、縦横まっすぐ糸を通すだけ。織物に近い技法です。穴が開いた場合だけでなく、取れないシミを隠すこともできます。シンプルなトレーナーやTシャツに、アクセントとして施しても可愛いくなります。
基本的なステッチを覚えるだけでも色んな表現が可能です
刺繍は、糸で布に絵を描くようなもの。基本ステッチだけでも様々な表現ができます。例えば、線だけで輪郭を描くような感じ。描いた輪郭の中を、塗りつぶすように糸を差せば色付けができます。初心者にも始めやすいのが「クロスステッチ」です。布目に沿って×印を連ねていくだけなのに、複雑な表現もできます。
インテリアファブリック
手作りしやすいインテリアファブリックなら、季節ごとの模様替えも簡単です
部屋の雰囲気を簡単に変えられるのが、インテリアファブリック。縫ったり、編んだり、手軽に作れるのも布の良さです。季節によって色や素材を変えると、心地よく過ごせます。
植物から作られるリネンは、布そのものも手作りできます
麻は、植物の「葉」や「茎」から繊維を採り出して糸にし、布に織ったものの総称です。使われる原料によって「リネン」「ラミー」「ヘンプ」の3種類に分けられます。そして原料の「亜麻」「苧麻」「大麻」は、科の異なる別の植物です。そのため繊維の太さも異なり、布に織った時の風合いも違います。
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