【洗濯】衣類洗剤・漂白剤・柔軟剤の使い分け

家庭で洗濯する時に気を付けたいのが、洗剤の使い分け。

洗剤が繊維を痛めたり、黄ばみの原因となったりするからです。

例えば塩素系の漂白剤に浸けすぎると、布がボロボロになることがあります。

すすぎが不十分なまま日光に当てると黄ばみます。

色落ち、色移り、といった失敗もしがちです。

洗浄力が強い洗剤ほど繊維を痛めます。

ひどく汚れた場合や、シミが付いている部分だけ洗えば充分です。

洗剤の種類と使い分け

洗濯物と洗剤

洗濯用洗剤には「弱アルカリ性」と「中性」があります。

  • 軽い汚れなら中性洗剤
  • 汚れている場合には弱アルカリ性洗剤

一般的な洗濯洗剤は弱アルカリ性。

お洒落着洗い用、ウール用、食器洗剤などが中性洗剤です。


【お湯だけで多くの汚れは落ちる】



皮脂汚れやホコリなどの汚れなら、お湯で洗うだけで十分に落ちます。

ですから下着や靴下などは、入浴の残り湯で洗うだけでも十分。

汚れが目立つ場合だけ部分洗いするほうが綺麗になります。

汚れ落としの基本は「時間」「温度」「摩擦」の3つ。

お湯に浸けて少し時間をおき、もみ洗いすれば、ほとんどの汚れは落ちます。

お湯だけでは落ちない場合だけ洗剤で洗えば衣類を傷めずに済みます。

最初は「中性」洗剤を使い、それでも落ちない汚れは洗浄力の強い「酸性」「アルカリ性」洗剤で。

洗浄力が弱い順に洗剤の種類を変えていくほうがダメージを少なくできます。

【多くの衣類に使える中性洗剤】



中性洗剤の洗浄力は弱いですが、繊維を痛めにくく、あらゆる衣類に適しています。

食器洗剤は特に油汚れに強いので、食べ物のシミなどもよく落ちます。

傷みやすい「ウール」や「シルク」、色落ちしやすいリネンの「色柄物」にも使えます。


丈夫な化繊やコットンも、軽い汚れなら中性洗剤で落ちます。

シミの部分に食器洗剤を塗っておき、時間をおいてから洗濯すれば落ちることがほとんどです。


【ひどい汚れを落とす弱アルカリ性の衣類洗剤】



一般的な洗濯用洗剤は弱アルカリ性で、洗浄力が強く「皮脂汚れ」や「泥汚れ」がよく落ちます。

界面活性剤やアルカリ剤の割合が多いほど洗浄力が強く、油汚れに強い洗剤。

ですが色落ちしやすく、繊維を傷めることがあります。

アルカリ性の「重曹」も色落ちしますが、「白いもの」には最適です。

消臭効果もあるので「靴下」や「肌着」などにも使えます。

【真っ白に仕上がる蛍光剤入り洗剤】



真っ白に仕上げたいものには「蛍光剤入りの洗剤」を使うと効果的。

綿、麻、ウール、シルクの白いシャツなどは新品のように真っ白く仕上がります。

ただしポリエステルには効果がありません。

染み抜きをした後に使うのも厳禁。

蛍光剤入りの洗剤を使うとムラになりやすいからです。


【液体洗剤と粉末洗剤の違い】



「液体洗剤」と「粉末洗剤」では、粉末のほうがアルカリ度が高く洗浄力があります。

それだけに色落ちがしやすい点には注意が必要です。

けれど真っ白に洗いあげたいシャツや下着などには向いています。

粉末洗剤は溶けにくいため、しっかり溶かしてから使います。

衣類に洗剤分が残っていると黄ばみの原因になるので、すすぎが大事。

洗剤分が残ったまま日に当てると余計に黄ばみが取れにくくなります。

ひどく汚れた雑巾などを洗う時は、粉末洗剤につけて、もみ洗いが効果的です。

【洗浄力が高い固形石鹸】



白いコットンやリネンの汚れ落としに効果的なのが固形石鹸です。

コットン、リネンは摩擦や熱に強いので、熱いお湯に浸け、手でもみ洗いできます。

シミの部分に固形石鹸を直接つけ、手でもみ洗いすると汚れがキレイに落ちます。

野球のユニフォームとセットで売られていることもあるのが「ウタマロ石鹸」。

たいていのドラッグストアに売っています。

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ひどい泥汚れもスッキリ落ち、気持ちよいくらい真っ白になります。

子供服の泥汚れ、赤ちゃんのオムツなどにも使われている洗濯石鹸です。

内祝いや引き出物などに使われることもあり、ちょっとした挨拶などにも手頃な価格。

植物成分を使った石鹸で、汚れ落ちがいいけれど布地を傷めにくく、手荒れもしません。

固形石鹸は繊維の中に残りやすいので、すすぎは充分にする必要があります。

洗剤分が残ったまま日に当てると、取れにくい黄ばみになってしまいます。


黄ばんでしまった場合には「還元系の漂白剤」を使うと元通りになることがあります。


漂白剤の種類と使い分け方法

白いシャツの洗濯

漂白剤には「酸素系」「塩素系」「還元タイプ」があり、粉末のものと液体のものがあります。

  • 酸素系の漂白剤は「色柄物」に
  • 塩素系と還元タイプの漂白剤は「白」いものに

「酸素系」洗剤と「塩素系」洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。

ワイドハイター、ハイターといった同じ商品名でも成分が異なります。

表示を確かめて、絶対に一緒に使わないよう注意が必要です。

洗濯マークで「エンソサラシ」に×印がついていたら塩素系の漂白剤が使えない衣類。

塩素系の漂白剤を使うと色落ちしてしまいます。

【色柄ものに使える漂白剤】



色柄物には「液体」の「酸素系」「酵素系」の漂白剤を使用します。

洗濯洗剤と一緒に使うと洗浄力がアップして殺菌にもなります。

強いアルカリ性の洗剤では色が抜けてしまいます。

【白いものに効果的な漂白剤】



白いものには「粉末」の「酸素系」漂白剤で、洗浄力が強力なものが効果的。

強いアルカリ性の洗剤でも大丈夫ですが、強い洗剤は繊維を痛めます。

デリケートなシルクや薄手の衣類には使えません。

丈夫なコットンでも繊維を傷めることには違いないので、手早く洗って、手早くすすぎます。

●還元系の漂白剤

白い物なら「還元系」漂白剤も使えます。

酸素系や塩素系の漂白剤では落ちなかったシミや黄ばみ、鉄さびなども落とします。

塩素系漂白剤で洗った後で日に当てて干すと黄ばんでしまうことがあります。

そういう黄ばみを落とすのが還元系の漂白剤。

色が抜けるので白いものにしか使えませんが、白いスニーカーなどは真っ白に蘇ります。

●塩素系の漂白剤

白い布巾やタオルなら「塩素系」漂白剤を使う除菌も出来ます。

塩素系の漂白剤はカビ汚れをキレイに取り除きます。

お風呂場や冷蔵庫のゴムパッキン部分などにも使えます。

【漂白剤の効果を上げる方法】



漂白剤の効果を上げる条件は3つ。

  • 温度を上げる
  • アルカリ度を上げる
  • 漂白剤をつけてから時間を置く

シミの部分に漂白剤を塗ってからドライヤーで温めると漂白効果が高まります。

粉末の酸素系漂白剤」「アンモニア」「重曹」などは強いアルカリ性。

漂白力が強く、繊維を痛めるので、デリケートな繊維には使えません。

色落ちすることがあるので白い衣類に使います。

漂白剤を塗ってから5~10分置いてから洗います。

そうすると化学反応を起こしてシミが取れやすくなるからです。

とはいえ長く置きすぎると繊維が傷んでボロボロになるので、漂白剤に浸けるのは10分が限度。

ひどい黄ばみ汚れは漂白剤を塗ってから、お湯につけておきます。

一旦すすいでから落ちなかったシミを洗い直します。



仕上げ剤の効果で汚れがつきにくくなる

洗濯したスーツとワイシャツ

タオルをふんわり仕上げるのが「柔軟剤」。

コットンシャツやシーツをパリっと仕上げるのが「糊剤」。

すすぎの時に加えるだけなので手軽に使えます。

糊や柔軟剤には、汚れを付きにくくする効果もあります。

【柔軟剤で静電気を防止】



柔軟剤は静電気を防ぐ働きがあるので「化繊」に効果的。

静電気による汚れの付着、花粉などが衣服に付くのも防げます。

「乾きが早くなる」ので冬や梅雨時には重宝します。

デメリットは、吸水性がやや悪くなることです。

汗を取るためのタオルハンカチなどは柔軟剤を使わないほうがよく水気を吸い取ります。

【衣類の糊付け効果で汚れを防止】



パリッと仕上げる糊剤は、綿のワイシャツやポロシャツの「型崩れ」を防ぎます。

汚れが付きにくく、落ちやすくなる効果もあります。

糊が生地の表面を覆い、糊に汚れが付着するので、洗った時に糊と一緒に汚れが落ちます。

ワイシャツの「襟首」「袖口」「脇の下」などの皮脂汚れ防止に効果的です。

糊付けした衣類を日に当てて干すと黄ばむので、必ず日陰に干して乾かします。



汚れ落としは早めに洗濯するのが一番。

布に付いたシミは 洗濯前に取る! 放置するほど取れなくなります_

【衣類】しみ抜き方法すぐの応急処置が大事

衣類に着いた汚れは早めに落とすことが肝心。しみを放置するほど酸化して落ちにくくなるからです。

時間が経ってしまったシミも、洗剤の選び方や使い方で落とせる場合があります。



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